changeさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
A 1 事実関係1「米中摩擦、突然の第4ラウンド 選挙見据えるトランプ氏」(朝日)
トランプ米大統領は1日、中国からの輸入品3千億ドル(約32兆円)分への追加関税「第
4弾」を9月1日に発動すると表明。上乗せ幅は10%、 中国からのほぼすべての輸入品に。。
トランプ氏はツイッターで、「中国は米国の農産物をたくさん買うと約束したのに、買っ
ていない」と不満を表明。その後、記者団に「習近平国家主席はディール(取引)を望んで
いたのに、率直に言って動きが遅かった」と失望をあらわに。
米中両首脳は6月末の大阪での会談で、「休戦」と協議再開で一致。トランプ氏は中国の
通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への制裁緩和を表明し、中国が巨額の米国農産品
を輸入するとアピール。7月30~31日には上海で高官級協議を開き、農産品の輸入拡大
も議論。9月初旬にワシントンで協議を続けることになっていた。
その
たくさんコメントしていただいており、どのように返事したらよいか悩んでいます。
私は中国を批判する意図は全くありません。批判していると思っているようで、心外です。
米国の市場価値がなく、米国輸出分が他国でカバーできれば、米国と徹底的に戦うべきです。
日本は、米国市場抜きには、国民の生活を確保できないから、異常な為替変動にも耐えてきたし、理不尽な自動車輸出数量規制にも耐え忍んできた。日本人は勤勉だから、VEを徹底し、コストカットを実行してきた。その結果が今日の経済力を持っている根源でしょう。
労働集約型産業から脱皮し、基礎的部品に活路を見出し、派手さはないが、底堅い経済的基盤を潜在化させており、いざとなったときの経済力の強さは簡単に崩れない。労働集約型に移して最終組み立てをするのは簡単に対応できるのです。ただ他国との競争、製品市場寿命が非常に短いという欠陥がついて回ります。部品に確固たる基盤を持つことの重要性を指摘できる。
中国は付加価値の高い商品開発に移行しつつあるが、国家的軍事基盤とか、通信分野などシステマチックに開発するソフト分野では素晴らしく進んでおり、日本などかなり遅れをとっているが、国民生活を支える民生品全般は基礎技術の蓄積がなく、技術移転を強要するしか現時点活路がない。活路があれば、米国の要求に応じればよいが、技術的手薄な状況は簡単に応じられない。中国上層部のジレンマが大きいといえる。日本が進んだ道を選択出るとも思えず、私にも具体的解決策が見えているわけでなく、断固戦うしかないかもしれない。ただ、敗北したときのリスクを中国は覚悟すべきでしょう。
だからといって、米国の知財要求に応じれば、民間の多くの企業が倒産し、多くの失業者があふれることになる。絶対に米国の要求に応じられないのです。悩みが大きいことは確かです。
Post