菊地成孔さん のコメント
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誕生日がめでたいなんて、もう10年前から消えた感覚ですが笑、今年ばかりは感慨深いですね~。先ほど57になりましたが、岩井俊二監督、松重豊さん、キム兄、京極夏彦先生、リリーフランキーさん、宮根誠司さん、ダウンタウンのお2人、いっこく堂さん、 KONISHIKI さん、モーリー(ロバートソン)、等々、この年、ないしこの年周辺生まれの現状での特徴は「もう終わった感のある人も、バリバリ現役感の人もいる」という混在だと思います。
「オワコン」なんて死語も死語ですが、「よし、慎重派みたいに<年内無理>とは言わないけど、しばらくは自粛生活のリモートマーケットだな」と思って、思いっきりリニューアル&コンテンツましましにした途端に、世の中がほぼほぼ元に戻り、既にブルーノートのチケットが売り出されているという、初めてかもしれない、世間に遅れをとった菊地ですけれども笑、これでしばし、世の中は、消費活動というより、社会享楽活動に対するスタンスが二分されると思います。ただ、ブルーノートは「ハイブリット公演」とか言っちゃって笑、ブルーノートらしい、オトナな態度だな~と思うばかりですが、ひょっとしたら、こんな変わった公演は最初で最後かも知れないので、物は試しで、御ヒマな方、ぜひお越しください。内容は、極めて簡略化していえば、「今週の1曲」プラスαですが。
Gracias por la celebración!と、これは日本語で読めるんですか?びっくりした〜笑。リョサがボルヘスを(マルケスと間違えて)殴ったら凄かったですけどね笑、「短編作家ではないと宣言」というのも(やっぱ)凄いですよね笑。両人の特性もありますが、中南米の人々はコミュニュケーションを取らない体質なんだと思います。有名な、サルトルとヴォーヴォワールの、ゲバラ(トランプと僕と大塚寧々さんと同じ誕生日)へのインタビューとか、3人ともキチガイにしか思えないんですけど笑、サルトルはパルフェパルフェの連続で、やっぱダメだな女とつがいで出てくる人は笑、と思いました笑。僕はガルシアマルケスだけがカルロスジョビンだと思っています。
だけどいつも思うんですけど、この2人が凄いのは、愛称(略称)がJBLとかLVMHとちょっと似てるところですね笑。再蜂起は書いた通り、僕が好きでもないスタンリーキューブリック主義(楽しく歌いながら暴行する)を行使する恰好の機会でしかないんですが、ブルーノートの演奏は、前述の通り「今週の1曲」に毛が生えた(ムカ!!笑)程度のものですが、興行形態が非常にスリリングになると思います。着席して、聞こえるか聞こえないかぐらいの小さい声で「よし、ワイルドに行こう」と言ってから、さらに小さい声で歌いだそうと思っていますが笑。
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