安倍首相の責任は免れない。

長期にわたって君臨すれば、本人以上に閣僚、官僚の職務に対するゆるみが大きくなっていき、公僕としての意識が皆目なくなってしまった。

閣僚も、当初は安倍氏がこだわって選任していたとしても、長くやれば在庫一掃内閣になるのを免れない。

どうしてこのようなことになるか。根本的には二大政党になっておらず、長期安定政党と弱小野党連合の構図になる。さらに救いようのないのは、弱小野党がまとまろうとしない。まとまるより、自己主張を繰り返し、与党を攻撃しマスコミに取り上げられることに全精力を注ぎこむのです。

自民党は、安倍首相がダメなら、次の人を選択すればよい。自民党の中でのたらい回しで、政権が交代することがなく、政治に緊張感が生まれない。お金をばら撒き、ポピュリズムを徹底すれば、絶対に政権が安泰であり、野党は野党で、国会で攻撃し、変な安定感の中で、自己満足に陥っている。

自民党に代わる政党を育成しなければならないが、原理原則を重視する野党の集まりでは、一体感を養成できず、万年野党。安倍政権だけ倒せばよいという段階から脱皮できないものか。今回のコロナのように、変わらなければならない状況に置くことが不可欠になっているのでしょう。