changeさん のコメント
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日本は戦後、 1946 年 11 月 3 日に新憲法の公布、1947年5月3日に施行しました。この憲法は様々な要素を含んでいますが、大きな柱は、 ① 国権の最高機関を国会とする、 ② 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない、 ③ 戦争の放棄をし、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」としたことです。
冷戦の深化によって、米国は日本を極東の拠点として、戦争しうる国にしようとします。そのため、次第次第にかつて戦争に導いた人々を、政界、官界、報道の分野で復権させ、人権擁護などを強力に推し進めようとする人々を排斥し始めます。しかし、まだ、国会は国権の最高機関ですし、露骨な人権無視は行われていませんし(対共産党や労働組合の弾圧は起こっていますが)、日本人が戦争にいく可能性もありませんでした。
しかし、朝鮮戦争の勃発とともに、この三つが崩壊していくのです。
朝鮮戦争がおこって、今度
会談実現に韓国の文大統領が尽力したということであれば,金正恩体制と核兵器破棄が話し合われなければならないのであるが、オブラートに包み込んだ見かけを重視した南国統一構想であり、ベトナムで米国と北朝鮮は会話を進めることができなかった。北朝鮮は韓国に期待した分が大きくだまされたという意識が強いとみるべきなのでしょう。
今後、北朝鮮と文政権との間で、話し合いが進むのは全く期待できない。文大統領は、北朝鮮とは戦争中であり、米国に仲介を頼んだのであるが、外交に素人のトランプ大統領に期待を抱かせたのは、大きなリスクを増大させたことになっている。韓国は、中国とは経済的競合関係にあり、貿易額を増大していくことは容易ではない。日本とは、友好関係を結ぶというより、対立することによって、政権浮揚策に利用することが最優先するのでしょう。米国は、韓国の利用価値をどのように判断するかによって、今後の方針が大きく変わることはあり得る。韓国は、米国に対する依存度を強めるしかないと思うが、中国との経済的結びつきも深くなっており、米国と中国に対するバランス感覚が問われることになる。
韓国の生きる道は、日本との友好関係を深め、連携を深めることしかないと判断しているが、韓国が敵視している限り致し方ないことでしょう。日本は、韓国が友好的になれば対北朝鮮に前向きに取り組めるが、韓国がその気にならなければ,日本が独自では進められない。日本・韓国・北朝鮮にとって不幸なことです。不幸なことが、米国と中国にとって望ましいこと、わかっていて実現できない。
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