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希蝶さん のコメント

続きです。
>>135
 tosiさん
 その点については、少し考えが異なります。たしかにイギリスがアヘン戦争をしなければ香港は清国のものだったわけで、のちに九竜半島が租借地として加わったわけで、イギリスの野蛮な行為がなければ香港は「中国」の一部だったわけです。しかし、それ故に、この地域が中共からの自由を求めての亡命地であった歴史もあったわけです。
 さらに、広州地域は客家・潮州語・広東語と言語文化も入り乱れているそうで、話している言語が北京方面の言語と全然構造も異なるわけです(聞いた話によると、北京語は四声だけれども、広東語は八声で、入声もあるという話です)。
 私は中国は一つの国家である、という考え方自体に違和感を覚えます。満洲・内モンゴルも元々は別地域だったわけですし、少数民族問題はもっととりあげられて良い話ではないか、と思うのです。台湾問題も、その延長線上にあるのではないのでしょうか?
 確かに今の中国が分裂したら、東シナ海の治安が乱れ、日本にも大きな影響が及ぶのでしょうが、果たして中国は一つであることが幸せなことなのでしょうか、という疑念を覚えます。

 それでは感想の続きです。
 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第211回「報道されないワクチンの話」
 今回も、木蘭さんのデータ蒐集に関して、とても凄いと思いました。そして、医療関係者で、ファイザーワクチンを接種して死亡し、その死因が曖昧にされてしまっている現実を見て、コロナ死因を死後陽性まで含めてしまい、恐怖を煽っている報道のありかたとも合わせて見てしまいます。
 フォード大統領時代のギラン・バレー症候群の話も興味深く読ませていただきました。

 私の知人で、ワクチンに非常に懐疑的な人がおり(その人はコロナ恐怖症でもあるのですが)、ビル・ゲイツあたりが自分の子供にはコロナワクチンは打たせたくないと言っているから、ワクチンは危険だ、というようなことを述べております。その人の持論によると、ワクチンは毒であり、毒を体内に入れることは危険なことだ、と。極端な考え方だとは思いますが、ワクチンが「毒をもって毒を制すものだ」という点では賛同できます。毒を体内に入れて、人為的に抗体をつくるのだから、副作用があってしかるべきでしょう(私は木蘭さんとは違い、反ワクチンに近い考え方です)。とりわけ、今回のワクチンは急ごしらえであり、アビガンとかについても、人体に影響があると聞いており、しかもコロナウイルス自体の毒性が日本人など東アジア系人種には無害に近いという話を聞くと、無理してワクチンなど打つ必要などあるのか、無理矢理接種させられる医療関係者は気の毒だ、としか思えません。実はワクチン接種の封筒は届いているのですが、自分の独断で隠匿しています。これって犯罪になるんでしょうか。私は認知症で苦しんでいる親を、これ以上苦しめたくない、と思っているだけですが。
 そういうワクチンを国民に打たせようとしている立憲民主党や国民民主党を、私は支持はいたしません。ワクチン担当大臣も、信用することができません。自分は感染については無知ですが、人類は何度もパンデミックに襲われ、そのたびに危機に陥りましたことは知っています。それでも、滅んではいないのだから、自然のあるがままに任せれば良いのではないか、それで自分も感染して死ぬのだったら、それも天命だろうと思っています。ギヨーム・アポリネールも、スペイン風邪でなくなったんですよね。
 人殺しになりたくなかったら、こんな政策を推進することさえ、はやくやめてしまえ、と口にしたくなります。こんな感じで良いのかな。
 
 取りあえず、はやいご快癒のほど、お祈り申し上げます。

 最後に、しゃべクリの自分の投稿について。やはり田植えといったら、「あの映画」ではないのでしょうか?あの完結篇で一番感動したのがあの場面だったので。それをパロディーにしてみたのですが、茶魔は綾波レイにはなれないのでしょうか。

 Q&Aですが、コロナ脳は999号にでも乗って、機械のからだでも手に入れたいのでしょうか。極端主義は自分にもあるけれども、水くらげやユダヤ人の絶滅を祈ったことはありません(学生時代の綽名です)。言葉狩りほど無意味でばかばかしいものはない、と思います。
 塾講師をしている時にこんなことがあり、生徒の名前を例に出して、例え話をしていたら(決して生徒の悪口を言っていたわけではないのですが)、「勝手に自分の名前を使うな、Aさん、Bさんというふうに言え」でした。ほどなくしてその塾からも追い出されました。また、教育実習をしていた際に、歌手のグループの「光GENJI」の名前を使って例え話をしたこともあるのですが、あとでアンケートを書かせたら、「自分の嫌いな光GENJIの名前が使われていてとても嫌だった」です。でも、そこまで気にして授業をすすめることができるのでしょうか?
 先生が一緒になって生徒の葬式ごっこをしたなんていう話とは違って、綽名にはその人への親しみがこめられている場合もあり、一概に悪いとは言えないのではないか、と思います。

 ちなみに、インドというと、私は鳥図明児(ととあける)先生の「虹神殿」という漫画を思い出します。これも何度も記していますが、グローバリズムへのアンチテーゼが描かれており、今こそ読まれて欲しい作なのですが、絶版が悲しいです。

 とりあえず、こんなところです。少し忙しいので、ここまでにします。
No.194
44ヶ月前
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第396号 2021.5.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今年の9月11日で、アメリカ・同時多発テロから丸20年になる。これを機にアフガニスタン紛争が勃発、米軍の派兵はその後19年以上に及んだが、バイデン大統領は今年9月11日までにアフガンの米兵を完全撤退させると発表。「米国史上最長の戦争」と呼ばれた紛争が終結しようとしている。当時、親米保守派は「アメリカは中東の次は北朝鮮をやっつけてくれるのだから支持しなければならない」と言った。しかし結局、中東は混乱を極め、北朝鮮は核を持ってしまった。いったい、この20年は何だったのだろうか!? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…世界各国で新型コロナのワクチン接種で始まっているが、実は副反応の報告があちこちから出ている。日本でも、5月1日時点で医療従事者や高齢者228万人が接種しているが、かなりの副反応事例が報告されており、接種後の死亡者は19人。厚生労働省は、いずれもワクチンとの因果関係は「死因に関する情報が不足していることなどから評価できない」としているが、実態はどうなっているのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第417回「アフガン撤退」 2. しゃべらせてクリ!・第352回「自然農法にチャレンジ!肥料は断固うんこ!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第211回「報道されないワクチンの話」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第417回「アフガン撤退」  あれからもう20年も経つのかと思うとかなり感慨深い思いもするのだが、 今年の9月11日で、アメリカ・同時多発テロから丸20年になる。  これを機にアフガニスタン紛争が勃発、米軍の派兵はその後19年以上に及んだが、 バイデン大統領は今年9月11日までにアフガンの米兵を完全撤退させると発表。「米国史上最長の戦争」 と呼ばれた紛争が終結しようとしている。  20年前のわしは「新しい歴史教科書をつくる会」で運動をしていたが、9・11テロをきっかけに他の理事・会員たちとの間に埋めがたい溝が生じ、翌年2月に会を辞めた。  最近、会の重鎮だった東大名誉教授・伊藤隆氏が「文春オンライン」のインタビューを受け、当時の「つくる会」の活動についても述べている。  伊藤氏は「木戸幸一日記」など戦前・戦後史の検証に欠かせない第一次史料を数多く発掘してきた近現代史の大家であり、88歳の現在も第一線で研究を続けている。また、「保守論客」の一人としても知られている。  わしは「つくる会」で伊藤氏に歴史研究の基礎を教わった。それが20数年前ということは、あの頃の伊藤氏が今のわしと同じくらいの年齢だったわけだ。  伊藤氏は、当時の歴史教科書が「日本のことを散々に悪く書いている」のを見てびっくりしたことがきっかけで、「つくる会」に参加したという。  ところが、会の中では何かというと大喧嘩が起きていたと伊藤氏は述懐している。それは実際そのとおりで、その大喧嘩の場にはわしも何度も何度も遭遇したし、その都度いつも仲裁に回ることになって、ものすごい労力を費やす破目になった。  わしはそういった実情も「SAPIO」誌で連載していた『新ゴーマニズム宣言』で情報公開したから、当時からの読者はご存じだろう。  伊藤氏は、その喧嘩の原因のほとんどが藤岡信勝氏にあったと言っている。また、わしが「つくる会」を辞めてからしばらくして伊藤氏も会を離れたが、その事情については次のように語っている。 「藤岡氏が、なんというのかな、敵を作って物事を進めるような人だったから、それをやっつけろという人たちも出て来て。僕はこういうところにはいたくないと思って、数人の人と一緒に辞めて別の組織を作ったんです」  これが「つくる会分裂騒動」などといわれる事件だが、「コップの中の嵐」みたいな出来事であり、わしはすでに会を出た後のことなので、特に関心も持たなかった。  このインタビューの中で伊藤氏は、わしについてこう述べている。 「小林さんはね、ずいぶん僕のことを好きになってくれたんだけど、彼がものすごく強い反米になっちゃったんだよね。それでだんだん離れていったのかな。彼を支えていたアシスタントの人が辞めていった影響もあったのかなあ。」  この「アシスタントの人が辞めていった影響」云々というのは、何のことだかよくわからない。ネトウヨ的になったアシスタントが辞めたことはあったが、それはわしが「つくる会」と決裂するよりもかなり前のことで、この件とは何の関係もない。  それよりも注目すべきなのは、「彼がものすごく強い反米になっちゃったんだよね。それでだんだん離れていったのかな」という発言である。  どうやら伊藤氏は、今もなお「ものすごく強い反米」というのはよくないことだと認識していて、わしが反米であることを肯定的には捉えていないようだ。   確かに伊藤氏を含め、当時の「つくる会」の理事や会員のほとんどは「親米」で、9.11テロの際には100%アメリカの側に立ち、「テロとの戦い」を主張した。   それに対してわしは、アメリカが自らの価値観を一律に世界中に押し付けようとした「グローバリズム」こそがイスラムの価値観との衝突を招き、テロリズムを生んだのだとして、アメリカの方を批判した。  この時「つくる会」の中で、唯一わしと同じ意見になったのが西部邁氏で、わしと西部氏は会の中で完全に孤立してしまった。  他の理事たちは「政治と思想は分けて考えるべきだ」だの「いまはアメリカを批判すべき時ではない」だのと言い出した。  そのためわしは、目先の政治状況次第で思想や言論の自由が奪われるような場だったら、そんなところにいる必要はないと思い、西部氏と共に会を辞めたのだった。  それから20年経つ。もう、どちらの判断が正しかったのか総括するには十分すぎる時間が経過した。  9・11テロの後、アメリカはアフガニスタン紛争、イラク戦争へと突き進み、日本は何ら主体性もないままアメリカについていき、アフガニスタン紛争では海上自衛隊がインド洋で給油活動を行い、イラク戦争では陸上自衛隊がイラク南部のサマワに復興支援として派遣された。   わしはこのアメリカ追従には断固として反対し、特にイラク戦争は大義のない侵略戦争であり、この戦争は失敗し、中東を混乱に陥れるとして徹底的に批判した。  だが「親米派」の保守論客たちは声を揃えてアメリカ支援に賛成し、ここでアメリカに協力したら、アメリカはイラクの次には北朝鮮をやっつけてくれると主張したのだった。  それでその結果、どうなった? 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!