第396号 2021.5.4発行
「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…今年の9月11日で、アメリカ・同時多発テロから丸20年になる。これを機にアフガニスタン紛争が勃発、米軍の派兵はその後19年以上に及んだが、バイデン大統領は今年9月11日までにアフガンの米兵を完全撤退させると発表。「米国史上最長の戦争」と呼ばれた紛争が終結しようとしている。当時、親米保守派は「アメリカは中東の次は北朝鮮をやっつけてくれるのだから支持しなければならない」と言った。しかし結局、中東は混乱を極め、北朝鮮は核を持ってしまった。いったい、この20年は何だったのだろうか!?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…世界各国で新型コロナのワクチン接種で始まっているが、実は副反応の報告があちこちから出ている。日本でも、5月1日時点で医療従事者や高齢者228万人が接種しているが、かなりの副反応事例が報告されており、接種後の死亡者は19人。厚生労働省は、いずれもワクチンとの因果関係は「死因に関する情報が不足していることなどから評価できない」としているが、実態はどうなっているのだろうか?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第417回「アフガン撤退」
2. しゃべらせてクリ!・第352回「自然農法にチャレンジ!肥料は断固うんこ!の巻〈後編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第211回「報道されないワクチンの話」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第417回「アフガン撤退」 あれからもう20年も経つのかと思うとかなり感慨深い思いもするのだが、今年の9月11日で、アメリカ・同時多発テロから丸20年になる。
これを機にアフガニスタン紛争が勃発、米軍の派兵はその後19年以上に及んだが、バイデン大統領は今年9月11日までにアフガンの米兵を完全撤退させると発表。「米国史上最長の戦争」と呼ばれた紛争が終結しようとしている。
20年前のわしは「新しい歴史教科書をつくる会」で運動をしていたが、9・11テロをきっかけに他の理事・会員たちとの間に埋めがたい溝が生じ、翌年2月に会を辞めた。
最近、会の重鎮だった東大名誉教授・伊藤隆氏が「文春オンライン」のインタビューを受け、当時の「つくる会」の活動についても述べている。
伊藤氏は「木戸幸一日記」など戦前・戦後史の検証に欠かせない第一次史料を数多く発掘してきた近現代史の大家であり、88歳の現在も第一線で研究を続けている。また、「保守論客」の一人としても知られている。
わしは「つくる会」で伊藤氏に歴史研究の基礎を教わった。それが20数年前ということは、あの頃の伊藤氏が今のわしと同じくらいの年齢だったわけだ。
伊藤氏は、当時の歴史教科書が「日本のことを散々に悪く書いている」のを見てびっくりしたことがきっかけで、「つくる会」に参加したという。
ところが、会の中では何かというと大喧嘩が起きていたと伊藤氏は述懐している。それは実際そのとおりで、その大喧嘩の場にはわしも何度も何度も遭遇したし、その都度いつも仲裁に回ることになって、ものすごい労力を費やす破目になった。
わしはそういった実情も「SAPIO」誌で連載していた『新ゴーマニズム宣言』で情報公開したから、当時からの読者はご存じだろう。
伊藤氏は、その喧嘩の原因のほとんどが藤岡信勝氏にあったと言っている。また、わしが「つくる会」を辞めてからしばらくして伊藤氏も会を離れたが、その事情については次のように語っている。
「藤岡氏が、なんというのかな、敵を作って物事を進めるような人だったから、それをやっつけろという人たちも出て来て。僕はこういうところにはいたくないと思って、数人の人と一緒に辞めて別の組織を作ったんです」
これが「つくる会分裂騒動」などといわれる事件だが、「コップの中の嵐」みたいな出来事であり、わしはすでに会を出た後のことなので、特に関心も持たなかった。
このインタビューの中で伊藤氏は、わしについてこう述べている。
「小林さんはね、ずいぶん僕のことを好きになってくれたんだけど、彼がものすごく強い反米になっちゃったんだよね。それでだんだん離れていったのかな。彼を支えていたアシスタントの人が辞めていった影響もあったのかなあ。」
この「アシスタントの人が辞めていった影響」云々というのは、何のことだかよくわからない。ネトウヨ的になったアシスタントが辞めたことはあったが、それはわしが「つくる会」と決裂するよりもかなり前のことで、この件とは何の関係もない。
それよりも注目すべきなのは、「彼がものすごく強い反米になっちゃったんだよね。それでだんだん離れていったのかな」という発言である。
どうやら伊藤氏は、今もなお「ものすごく強い反米」というのはよくないことだと認識していて、わしが反米であることを肯定的には捉えていないようだ。
確かに伊藤氏を含め、当時の「つくる会」の理事や会員のほとんどは「親米」で、9.11テロの際には100%アメリカの側に立ち、「テロとの戦い」を主張した。
それに対してわしは、アメリカが自らの価値観を一律に世界中に押し付けようとした「グローバリズム」こそがイスラムの価値観との衝突を招き、テロリズムを生んだのだとして、アメリカの方を批判した。
この時「つくる会」の中で、唯一わしと同じ意見になったのが西部邁氏で、わしと西部氏は会の中で完全に孤立してしまった。
他の理事たちは「政治と思想は分けて考えるべきだ」だの「いまはアメリカを批判すべき時ではない」だのと言い出した。
そのためわしは、目先の政治状況次第で思想や言論の自由が奪われるような場だったら、そんなところにいる必要はないと思い、西部氏と共に会を辞めたのだった。
それから20年経つ。もう、どちらの判断が正しかったのか総括するには十分すぎる時間が経過した。
9・11テロの後、アメリカはアフガニスタン紛争、イラク戦争へと突き進み、日本は何ら主体性もないままアメリカについていき、アフガニスタン紛争では海上自衛隊がインド洋で給油活動を行い、イラク戦争では陸上自衛隊がイラク南部のサマワに復興支援として派遣された。
わしはこのアメリカ追従には断固として反対し、特にイラク戦争は大義のない侵略戦争であり、この戦争は失敗し、中東を混乱に陥れるとして徹底的に批判した。
だが「親米派」の保守論客たちは声を揃えてアメリカ支援に賛成し、ここでアメリカに協力したら、アメリカはイラクの次には北朝鮮をやっつけてくれると主張したのだった。
それでその結果、どうなった?
コメント
コメントを書くLINEのタイムラインで見付けた、ワクチン接種後に亡くなられた26歳の女性の方についての話しをコピーし、このコメント欄に貼り付けたのですが、何度やっても上手くいきませんでした。カウント数ばかり増やしてしまい、失礼いたしました。
トンデモ見聞録を読み、物凄く胸が苦しいです。
26歳の看護師の女性は、コロナ病棟に居たため接種せざるを得なかったそうですね。本人は打ちたくなかったそうです。
亡くなっているのを発見したのは、お母さまだそうですね。仕事へ持って行く為のお弁当は玄関に容易されていて、リビングのソファーに、いつものようにお姉さん座りで腕はバンザイした状態で、食べた物は嘔吐し口から泡を吹いた状態だったそうで、死後硬直も始まっていたそうです。
出勤していないと報告を受けた母親が娘のアパートへ行き、発見したとのことです。その時の心境を考えると、胸が締め付けられます。
世の中に起こる理不尽の最たるものの1つだと思いました。死ななくてもいい命が、簡単に奪われた。
小さな透明な容器に液体を入れて、そこに別の液体を注入し、容器を何度振っても混じらずに、異物として残っているみたいな状態を想像しました。
今、『所さん大変です』という番組を見ているのですが、今のコロナ禍で学校に行きたがる子供たちのことを取り上げています。まさか学校に行きたがる子供が現れるとは、とか最初に言ってましたが…。子供たちのアンケートを紹介したり、なかなか良い番組です。
給食で『いただきます』と言い怒られた話しや、喋るとコロナに罹ると思ってしまう子供の話しなど。酷い話しだとスタジオの皆さん言っていますが、あっという間に次の話題に…。軽い。
子供たちの、『大人は何故夜中まで喋りながら食べたり飲んだりしてるの』『マスク無しの大人がたまに居るのが信じられない』『へらへら喋っている大人って何を考えているの』などの声を紹介していました。
子供たちは給食中、黙って前を見て食べることを強要されているのに、と。
今の世の中、今の日本人は、醜い部分が色んな所から溢れ出ていますね。
>>293
ただしさん、
pcかスマホなら、一度「メモ帳」のアプリを開いて、そこにコメントを貼りつけて、そこから再度そのコメントをコピーしてライジングコメントに貼りつければ、うまくいくのではないでしょうか?
あくまでも予想なので、これでうまくいかなかったら、すみません。
しかし、子供の声を利用して、「あほらしいマスク強要」推進に持っていこうとするマスコミの罪は重いですね。
子供達が可哀想だとは思わないのだろうかねえ。
> 小さな透明な容器に液体を入れて、そこに別の液体を注入し、容器を何度振っても混じらずに、異物として残っているみたいな状態
すごくわかります!それ!
めちゃくちゃ良い喩えです!
体内に入れなくてもいい異物を混入させる、拒否反応を起こす、
そう考えるとますます私は、今回のワクチンが恐ろしいものだという認識で、打ちたくなくなります。
なかなか、最近現場が忙しくて、Twitter活動できません。だから、オドレらも見れていませんが、ちゃんと、タイムシフトはしているはず、はず。
小室さんに対する異常な執着ぶりは、コロナ騒動の病理の表れのような気がします、気持ちわる!
今、うちは、ろく家改造論、と、ろく村改造論を掲げて奮闘中!しかし、ろく村の方は、あまりでしゃばると、また区長になれとか言われなそうなので戦々恐々、目立ちたくないけど、口を出さずにはおれない、損な性です。
木蘭さん、やっぱりね~~~。でも、そこまで追い詰められてらっしゃるとは、、、、私もですけど、、、でも不思議と元気です。ただ、周りの者がやたら、「病気じゃないか」というので、なぜだろうと思っていたのですけれど、ある村人が「ろくちゃん、ひどう瘦せて」というので、夏近く薄着になって、痩せてるのがばれたか、と、気づきました。これからは長袖を着ます、暑いのですが~~~特に家族に心配かけさせたくないので。年寄ですから。
>>222
それ、辛いですね、ふふ、私、ここで、結構長文書いて、やっとできて、「コメントする」を押したら、全部消えて脱力感を覚えたことが、数回ありました。
>>278
それは、とても良い案ですね
>>16
ふぇいさん、またまた現場の貴重なご意見ありがとうございます。もっと、本当はゆっくり読みたいのですが、、、
でも、今日の「僕の妻が」でしかも妻子持ちの男性だった、とわかり、ほほーと感心したり。精神科だったのですね、いろいろお話ししたいのですが、今日は疲れましたので、また、のちほど。最近、あの、意地悪な兄が、妙に私に優しいので、見かけが相当いかれ始めたのだと思います。心は、雲ひとつない快晴ですのに。今日も、村のおばちゃん(90)と、背中をさすりながら、ふたりで長話していました。息子さんは、脳梗塞だが、治療ままならぬ、ご自分が、炊事され、本当に立派なおばちゃんです。いいなあ~~
先生、ワクチン接種券を断裁でござりますか
お美事にござりまする。
さっそく『罹患してうつしたらどうする!?』とかアンチは発狂していますね、やつら『インフルエンザと比べること自体が無意味』とか、こっちがサイエンスやデータを示しても、思考力が原始人レベルじゃあ、理解できないのも無理はないね・・・
毛皮を着たら暖かくなるとか、食べ物に火を通して食べるとうまいということから教えないとダメなレベル・・・貝を煮込むことより始めよ!!
80代のばあさん『もういい年なんで、打ちたいんです』
うん、そんなに何時間も並ぶ体力があるなら、かからないでしょ?
いい年したお年寄りが、ワクチン予約に殺到するなんて何だかぞっとするな・・・親が来れない代わりに60代の息子が並んだり、一体世の中どうなっちまったんだ?
『高齢者が ワクチンくれろと なく立夏』
こういう事を言うと、不謹慎だと言われるんだろうけど
あんた方その年まで生きてて、まだ生きたいんですか?
別に死ねって言ってるわけじゃないよ?コロナはちゃんと治療すれば治るんだから第五類に下げればいいだけ、それをしないから、医療がひっ迫するんであって、ちゃんと死ぬべき時が来たら死ぬべきでしょう。じゃないといつまでたっても本当に必要な人にベットが空かなくなる、無症状の人間を寝せておくなんてとんでもない!!
それなら病院で雇いなさい!もちろん玉川徹と岡田晴恵と北村義浩のポケットから給料は払ってね!さんざんもうけてるんだから還元しないとダメですよ、村長さんたち!!
ワクチンについていろいろ思うところはあるが、最低限副反応と有害事象の違い、日本の一日あたりの死者数などを考える必要はある。
ワクチン打ったから死んだのか、打たなくても死んだのか、冷静に考えるべき。
ちなみにクモ膜下出血は若い人でもなり得る。ワクチンレアケース煽りは重症コロナのレアケース煽りと何も変わらない。