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changeさん のコメント

世論力学モデルでは、公平感を重視して、バランサーを加えている。
①通常型(グループ内多数決結果に従って値を更新、②値を変えない、③懐疑型(固執型がいるとその反対値に更新、いないと通常型に同じ)
初期賛成比から「議論を繰り返す」ことによって、最終賛成比に集約化しコンセンサスをえる民主主義のモデル。
結果は、①本来の多数決が尊重される領域と、②固執型と懐疑型の影響で別の領域に分かれるが、断層を生じる。
この領域は、3つに分けられる。
少数の固執型が多数者を抑えてしまう、賛成、反対が拮抗し多数決が成立しにくい、懐疑型の影響で固執型に後押しされ多数意見が抑えられる。

この4領域は、1点で接する臨界点があり、パラメーターを変えると、違った形態がみられる。
既得権益派が少数で「民主主義独裁」を起こしたり、懐疑派が方向性にブレーキをかけることができる。
懐疑派が、固執派に加担して、多数派を負かすことことができるのである。

現状の政治情勢分析に使えそうな気がするが、判断材料として精度がどの程度になるか疑問が残る。
No.3
42ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A-1 事実関係1「オピニオンの科学 (1) 多数決は誰の意思か、「 SNS 上では 3 割が決定」(7月11日日経) ・「2-3割の人の意見が、全体に優先してしまう」。高知工科大学の全卓樹教授は自らの研究をもとにいう。  全教授は、 多くの人が回りと意見を交わすうちに世論のような社会のムードが出来上がるしくみを解明する 「世論力学」理論の第一人者だ。  2020年仏・国立科学研究センターのがラム博士と共同で発表した論文は民主主義を強く信じていた人々にすくなからぬ動揺を与えた。  自分の意見を譲らない「確信者」と多数の意見に左右される「浮動票者」と想定し、集団全体の意見の変遷を数値の変化でわかるようにした。確信者の数値を25-30%越えまで増やしたとたん、浮動票者全員が確信者の意見に転じたのだ。  以前にガラム博士が発表した論文では、わずか17%の意見が世論を左右する結果がでた。 「世論力学」の主な研究例 ・高知工科大学
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。