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changeさん のコメント

タリバンが、何故、米国を敵対視し、アフガン内のカブールまで勢力拡大を急いだのか、その理由がよくわからない。

推測すると中國とかなり外交交渉が進み中国の支援が期待できると判断したのでしょう。問題は中国のアフガニスタンに対する軍事的・経済的支援の中身が分からないが、米国を徹底的に排除して、中国が代わりに支援するという言質を与えたとすれば、中国の勇み足である。

人民軍などの軍事的支援は論外としても、インフラなど経済的支援を約束しても、米国がアフガン内の銀行に対する金融制裁をすれば、西欧も呼応するのでタリバンの政治的運営は行き詰まるのでしょう。仮に中国が支援すれば、中国の銀行が制裁を受けることになり、中国が支援できる内容も限られてくる。

タリバンが中国を後見役と考えているのであれば間違いであるし、ロシアがバックアップすることは考えられないので、近いうちに、IS-Kの攻撃だけでなく、北部地域の攻撃も受けること必然であり、表舞台に出たとたん国としての責任を果たせるかどうか、まずできないのしょう。
No.1
39ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
・アフガニスタン戦争では、米国軍人の死者は計2361名である。 ・死者を年別に見てみたい。  2001年―7,02-30,03-33,04-49,05-93,06-88,05-93,06-88,08-153,09-310,10-496,11-412,12-301,13-120,14-54,15-22,16-9,17-14,18-14,19-21,20-11,21-13 ・上記の数字から様々な解釈が出来る。  言えることの一つ はトランプ政権になり死者数が少ないことだ。つまりこの時点では政府軍―米軍の支配地域とタリバンの支配地域を巡り、各々が自己の勢力の拡大を行っていないと言える。 ・そのことは、米軍支配に対する軍事的抵抗がさして強くないことを意味する。  それは当然、タリバン的勢力内に過激的行動を主張する勢力との対立を意味する。それは IS ホラーサーン (IS-K.) として、勢力を拡大することとなる。  I
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。