• このエントリーをはてなブックマークに追加

changeさん のコメント

7/13~16、バイデン大統領はイスラエルとサウジアラビアを訪問した。

CNBCの記事であるが、「貿易的には米国と同じように中国も重要であるが、米国とサウジアラビア過去80年にわたる政治的、軍事的、経済的関係があり、両国に多大な利益をもたらした。」と伝えている。至極当然な内容である。

サウジアラビア訪問前にUAEを訪問しているが、訪問目的の中身はかなり深い。

バイデン大統領は14日、オンラインで2I2U(イスラエル、インド、UAE,USA)第二クアッド戦略的同盟に参加した。
1.UAEはインド各地に食料廃棄削減、淡水の貯水、再生可能エネルギー利用拠点を作るため30億ドルを投資する。
2.米国とイスラエルは南アフリカ、中東諸国などに食料保存技術を提供する。
3.UAEは投資先を広げていくが太陽光発電などで2030年までにインドで500GWの非化石燃料の達成を図る。米国は3億3千万ドル以上、UAEも投資する。

バイデン大統領のサウジアラビア訪問しムハンマド皇太子と面会することは民主党議員からも批判を浴びていたが、今回石油増産の確約は取れなかった。8月3日OPEC定期会合で増産を支持するかどうか。増産すれば11月中間選挙前に価格が下がることが期待できる。

日本にとってはバイデン訪問によって石油の価格が下がることの意味は大きい。


  
No.1
27ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。