記事へ戻る りゃんさん のコメント りゃん >>3 こんにちは サウジが米中露どことも友好関係でいようとするのは、現時点において合理的な行動であり、dramatic changeというほどのことかなとおもいますけども。 少なくとも、 ==== 中東では、アラブ諸国・イスラエルなどにとって、イランの台頭に対抗しての国際関係の組み換えがより切迫した課題であるうえ、ロシアの位置づけも石油市場やシリア情勢への影響という観点から考えられているため、ウクライナ戦争の問題だけでロシアへの態度が決まるようにはなっていない。 https://www.jfir.or.jp/studygroup_article/8835/ ==== という観点が必要だとおもいます。 引用した宇山智彦の文章は具体的でほかにもいろいろと参考になる点が多く、熟読する価値があるとおもいます。 そして最後の章「冷戦的陣営なき競争の時代:当事国の主体性を尊重する正しい関与が必要」に書かれている視点が必要だとおもいますね。米がサウジを味方にすることに成功したとか失敗したとかと考えるのは冷戦的思考をひきずっていることと同じであり、多くの中小国(そして私見ではこれからの日本も)必要なのは、インドネシアの国防相が言ったという「力のみに依存する秩序の悪影響を受けないよう、ルールに基づく国際秩序を支持する」立場だとおもいます。 No.6 27ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています Saudi Arabia’s ties to the U.S. and China are not mutually exclusive, Saudi minister sa... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
りゃん >>3 こんにちは サウジが米中露どことも友好関係でいようとするのは、現時点において合理的な行動であり、dramatic changeというほどのことかなとおもいますけども。 少なくとも、 ==== 中東では、アラブ諸国・イスラエルなどにとって、イランの台頭に対抗しての国際関係の組み換えがより切迫した課題であるうえ、ロシアの位置づけも石油市場やシリア情勢への影響という観点から考えられているため、ウクライナ戦争の問題だけでロシアへの態度が決まるようにはなっていない。 https://www.jfir.or.jp/studygroup_article/8835/ ==== という観点が必要だとおもいます。 引用した宇山智彦の文章は具体的でほかにもいろいろと参考になる点が多く、熟読する価値があるとおもいます。 そして最後の章「冷戦的陣営なき競争の時代:当事国の主体性を尊重する正しい関与が必要」に書かれている視点が必要だとおもいますね。米がサウジを味方にすることに成功したとか失敗したとかと考えるのは冷戦的思考をひきずっていることと同じであり、多くの中小国(そして私見ではこれからの日本も)必要なのは、インドネシアの国防相が言ったという「力のみに依存する秩序の悪影響を受けないよう、ルールに基づく国際秩序を支持する」立場だとおもいます。 No.6 27ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています Saudi Arabia’s ties to the U.S. and China are not mutually exclusive, Saudi minister sa... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
こんにちは
サウジが米中露どことも友好関係でいようとするのは、現時点において合理的な行動であり、dramatic changeというほどのことかなとおもいますけども。
少なくとも、
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中東では、アラブ諸国・イスラエルなどにとって、イランの台頭に対抗しての国際関係の組み換えがより切迫した課題であるうえ、ロシアの位置づけも石油市場やシリア情勢への影響という観点から考えられているため、ウクライナ戦争の問題だけでロシアへの態度が決まるようにはなっていない。
https://www.jfir.or.jp/studygroup_article/8835/
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という観点が必要だとおもいます。
引用した宇山智彦の文章は具体的でほかにもいろいろと参考になる点が多く、熟読する価値があるとおもいます。
そして最後の章「冷戦的陣営なき競争の時代:当事国の主体性を尊重する正しい関与が必要」に書かれている視点が必要だとおもいますね。米がサウジを味方にすることに成功したとか失敗したとかと考えるのは冷戦的思考をひきずっていることと同じであり、多くの中小国(そして私見ではこれからの日本も)必要なのは、インドネシアの国防相が言ったという「力のみに依存する秩序の悪影響を受けないよう、ルールに基づく国際秩序を支持する」立場だとおもいます。
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