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中庸左派さん のコメント

>>16

>この欄に跋扈する親露派なヒトビトは、最近のコメントを読んでも、総じて「今現在露が勝っている」という分析だったので、こんな交渉に露が応じる必要はないというお考えでしょうね。

 ロシアの勝ち負けよりも、戦争状態において最も大事な問題は、停戦、和平です。あなたは以前、「ウクライナ自身が命が惜しいので戦わないというのなら別ですが、戦うというのなら、支援するのは当然です。」とか、おっしゃってましたね。要は停戦は不要と。ゼレンスキーはプーチンとは和平交渉をしないと、文字通りバカなこといってます。一方、プーチンロシアはずっと和平交渉を呼びかけていました。こうした事実を鑑みれば、あなたのような親米武器支援応援派こそが、停戦和平への障害でした。その頭目としてのアメリカ帝国が停戦和平を匂わせ始めたことは、一応の朗報でしょう。

 しかし、親米武器支援応援派による戦争鼓舞により、結果的にウクライナ人やロシア人に対する「殺害」の「幇助」が行われてきたことを、私としては記憶に留めておくつもりです。凡庸な悪は人間を限りなく愚かにしていくものなのでしょう。

 もっともロシアが負けているかどうか、については諸説ありです。

 元陸将補矢野義昭氏は「ロシアが露軍のケルソンのドニエプル川西岸からの撤退を決定しました。これで停戦交渉に入るでしょう。ロシアは4州ロシア系住民の保護とNATO当方拡大阻止という戦争目的を達しドニエプル川が実質的国境になります。核戦争の危機も回避され、グローバリストの目論見は失敗しました。」とツイートしています。この矢野氏の見解は、孫崎先生が示したブログの趣旨にも符合する点があります。

 米国の当局者は、「今回のロシアの撤退は戦略的であると思われます — 積極的により安全な位置に後退し、将来の戦闘に備えます」(WP)とも。

 とはいえ、「ドニエプル川の右側にある北部のヘルソン地域は、ミコラーイウ、オデッサ、クリヴィ リー、ニコライエフ、ドニプロなど、複数の方向への将来の攻撃を可能にする戦略的な要衝」(Moon of Arabama)からロシアが撤退したことは、ウクライナの「面目」を保つことかもしれません。交渉は双方が「面目」を保つことも大事。浅薄な小学生に難しい高度な「ゲーム」ですから。

>露の勝手な理屈が通用するのが、日本でも少数のヒトビトだけで、安心しています。

 多極化する世界を理解できない親米一辺倒の世界観は今や時代錯誤と言えます。BRICs諸国や非米、非G7諸国の存在を無視する傲慢さは、アメリカ帝国の没落する要因と二重写しになっています。

No.22
24ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。