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changeさん のコメント

アサンジは米軍関係者が政府内の機密情報に不正アクセスするためのパスワードの取得を手助けした。この事実の犯罪性に興味はない。

アサンジは「公開こそ正義」が基盤であり、この自伝は50時間を超えるインタビューに基づいている。面白いことには「本人非公認」ながら、リーク刊行されることになる。
本人は「自伝なんて体を売るのと変わらない」と自虐的言葉を発している。

ハッカー行為は天才的である。
人間が常識的に備えている「バランス感覚」「ブレーキを踏む感覚」が欠落している。
特に興味を引いた言葉を列記する

①何かを盗んでいるとか、何らかの犯罪に関わっているという感覚はなかった。
②コミュニケーションの世界を支配したいと考えるようになった。
③「正義原理主義」=「情報の公開こそ正義」
 正義は悪との相対的なものでなく、原理という特殊な世界である
④金銭に対する執着はなく、また、合法性についても関心がない。
⑤情報公開を求める活動は一つの生き方であり、国家に情報知識を蓄える機会を
 奪う権利はない。

「情報こそ正義」に確信を持っている。天才の持つ一つの世界であり、「バランス」「ブレーキ」の倫理的善悪の世界の中で裁くことができない。技術の革新でなく社会的倫理の革新と捉えるべきか否か私には判断がつかない。
No.1
16ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。