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フレデイ タンさん のコメント

FED(米国の中央銀行)は債務超過にならないように貸借対照表は取得原価記載方式を取っていてそれでも政府の赤字を埋めるために新発の国債を次から次に一手に買い取らされているので資本の細りは尋常ではなく時価評価すれば債務超過の疑いから自由にはなれません。今じゃFEDの信用は地に落ちていると言われても仕方ない状態です。

中国の金保有の1980トンはあくまで公表数字でありまして、専門家は既に9,000トン保有していると推定してます。米国の金保有残高が9,000トンですから中国は米国に並んだことになります。米国は中国をバカにすることは出来なくなっているのです。

中国のドル保有残高と米国債保有残高は今も尚膨大でありまして、その全部を世界最大の財団ブラック・ロック(資産規模はドイツのGNPを超える)が預かっていて運用しているのです。このブラックロックはワシントンにも絶大な影響力を誇っていて、しかも自ら中国に大規模な投資をしているので、米中の関係破たんを歓迎しないことが想定できるのです。更には、中国のドル資産凍結は中国のリベンジを招き、世界金融市場は大混乱に落ちることが懸念され、ブラックロックはそれを避ける努力を惜しまないでしょう。

誰も疑わない世界の大問題は世界通貨としてのドルの廃位がいつかと言うことです。もう既にその代わりの選手が決まってます。それはIMFのSDRです。SDRは保有金3,000トンをベースにして、補助貨幣、米ドル、ユーロ、ポンド、円、人民元等に加え、ルーブルが登場し、新しい体制が発足するのです。勿論これは非公式の段階ですから、何か、アクシデントで起こるか、分かりませんが、議論は終わってます。

ウクライナ問題も台湾問題も日本の軍国化も自分らの台所事情を全く知らないやんちゃが放蕩の悪戯しているだけで、ドルが廃位され、SDRが登場すれば、金の切れ目は縁の切れ目で、やんちゃな傭兵たちは田舎に帰り田畑を工作すると言うことになるのです。
No.4
13ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。