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changeさん のコメント

基本的に安倍氏の露中に対する見方・考え方に大きな違いがあることを考えなければならないのでしょう。

中国に対しては、安全保障については日米同盟が基軸であるが、経済的には幹事長を二階氏に任せ中国依存度を高めてきた。金融緩和も中国投資を促進するためのものであり、欺瞞に満ちた金融政策といえた。自民党を安全保障は親米、経済的には親中と見事に使い分け長期政権を確立してきた。政権の後半は、野党の政策を先取るやり方で野党化しながら森友など印象操作で野党から攻撃され続けたのは皮肉である。

ロシアに対しては、何をやろうとしているのか全く理解できなかった。北方4島問題が進展すればわかるが、会談の回数が進むにつれ経済的連携ばかりが進み北方4島などは「米軍基地を作られては」などとプーチン氏に言われて反論していない。ロシアに飲み込まれていた。何がそうさせたのか、対米の不信感でプーチン氏に共鳴したとしか受け取れなかった。

岸田氏は対米政策が明確でなく米国訪問ができていなかったのではないか。日本の対米施策を岸田氏が明確にしない中で、安倍氏が台湾有事など突出した発言を繰り返していた。このような中で安倍氏の発言は米国を強く刺激したものであり、岸田政権を動向を注視し始めていた中で安倍氏殺人事件が発生したと時系列的に理解している。殺人事件後岸田氏の言葉が明瞭化した。人間が変わったように見ている。真実が明らかになることはないが、政治の観察者にとっては興味深い問題ではある。
No.2
20ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。