記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 個人的な感情論、思い、のような観点から言うと、私は西欧文化や西欧的価値観に反感を持っている部分がある。 それは自由とか民主主義という欺瞞、資本主義を生み出したことへの反感である。 勿論、人類史において、西欧的価値観や産業革命がリードした進歩を認めないわけではない。 だが、それと同程度の厄災を世界に及ぼした。だから、プラスマイナスゼロ。 昔は「南北問題」と言った。中心と周縁の非対称、ウォラーステインは「世界システム論」において、収奪される周縁という構造を論じた。 しかし、時を経て、今はグローバルサウスという言い方で、ある種の政治勢力となった。 その意味で、世界は、西欧的価値観のクビキを断ち切る進歩に達しつつある、そんなふうに考えている。 私はこの趨勢に快哉を叫びたい衝動がある。ざまーみろ、アメリカ帝国。思い知ったか、EU。 今、保阪正康氏の『Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想』という本を読んでいる。 この本は、保阪氏と保守の論客だった西部邁氏との少年期から始まり、大人になってからの友情を軸にした保阪氏の回想録のような本であるが、西部氏は戦後民主主義の欺瞞を批判していた姿勢が描かれている。 私は、私は西部氏の戦後民主主義批判に関しては、「戦後民主主義」でなく、もっとターゲットを特定して西欧的価値観の欺瞞と解釈し直したい。 西部氏が生きていたなら、ロシアの特別軍事作戦をどう評価しただろうか? いずれにせよ、アメリカ帝国的自由民主主義、西欧民主主義、全てカッコに括り、相対化していく、そういう思想的潮流が世界に広がりつつあるのではないか? https://www.afpbb.com/articles/-/3434082?cx_amp=all&act=all 「中国への好感度、途上国で上昇 海外世論調査で判明」 私は同じアジア人として、正直、誇らしく思うところがある。ここに、西欧中心価値観から、世界が多様化する流れを見るからである。 かつて西欧の帝国主義をマネしようとして、失敗し、結果、西欧、アメリカ帝国の腰巾着のポジションに堕した日本。「名誉白人」みたいな情けない立ち位置から脱却するべきだ。 中国が毅然と西欧的価値観に対峙している。そこに世界史の新たな展開を期待したい。中露が世界の多様化に導き、覇権を打破する勢力であることは間違いない。 アメリカ帝国の覇権を望むことにどんな合理性があるのか?ある分けがない。 No.19 19ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ギャラップ社は2023年「米国の最大の敵国はどこか-%-」中国50、ロシア32、北朝鮮7... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 個人的な感情論、思い、のような観点から言うと、私は西欧文化や西欧的価値観に反感を持っている部分がある。 それは自由とか民主主義という欺瞞、資本主義を生み出したことへの反感である。 勿論、人類史において、西欧的価値観や産業革命がリードした進歩を認めないわけではない。 だが、それと同程度の厄災を世界に及ぼした。だから、プラスマイナスゼロ。 昔は「南北問題」と言った。中心と周縁の非対称、ウォラーステインは「世界システム論」において、収奪される周縁という構造を論じた。 しかし、時を経て、今はグローバルサウスという言い方で、ある種の政治勢力となった。 その意味で、世界は、西欧的価値観のクビキを断ち切る進歩に達しつつある、そんなふうに考えている。 私はこの趨勢に快哉を叫びたい衝動がある。ざまーみろ、アメリカ帝国。思い知ったか、EU。 今、保阪正康氏の『Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想』という本を読んでいる。 この本は、保阪氏と保守の論客だった西部邁氏との少年期から始まり、大人になってからの友情を軸にした保阪氏の回想録のような本であるが、西部氏は戦後民主主義の欺瞞を批判していた姿勢が描かれている。 私は、私は西部氏の戦後民主主義批判に関しては、「戦後民主主義」でなく、もっとターゲットを特定して西欧的価値観の欺瞞と解釈し直したい。 西部氏が生きていたなら、ロシアの特別軍事作戦をどう評価しただろうか? いずれにせよ、アメリカ帝国的自由民主主義、西欧民主主義、全てカッコに括り、相対化していく、そういう思想的潮流が世界に広がりつつあるのではないか? https://www.afpbb.com/articles/-/3434082?cx_amp=all&act=all 「中国への好感度、途上国で上昇 海外世論調査で判明」 私は同じアジア人として、正直、誇らしく思うところがある。ここに、西欧中心価値観から、世界が多様化する流れを見るからである。 かつて西欧の帝国主義をマネしようとして、失敗し、結果、西欧、アメリカ帝国の腰巾着のポジションに堕した日本。「名誉白人」みたいな情けない立ち位置から脱却するべきだ。 中国が毅然と西欧的価値観に対峙している。そこに世界史の新たな展開を期待したい。中露が世界の多様化に導き、覇権を打破する勢力であることは間違いない。 アメリカ帝国の覇権を望むことにどんな合理性があるのか?ある分けがない。 No.19 19ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ギャラップ社は2023年「米国の最大の敵国はどこか-%-」中国50、ロシア32、北朝鮮7... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
それは自由とか民主主義という欺瞞、資本主義を生み出したことへの反感である。
勿論、人類史において、西欧的価値観や産業革命がリードした進歩を認めないわけではない。
だが、それと同程度の厄災を世界に及ぼした。だから、プラスマイナスゼロ。
昔は「南北問題」と言った。中心と周縁の非対称、ウォラーステインは「世界システム論」において、収奪される周縁という構造を論じた。
しかし、時を経て、今はグローバルサウスという言い方で、ある種の政治勢力となった。
その意味で、世界は、西欧的価値観のクビキを断ち切る進歩に達しつつある、そんなふうに考えている。
私はこの趨勢に快哉を叫びたい衝動がある。ざまーみろ、アメリカ帝国。思い知ったか、EU。
今、保阪正康氏の『Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想』という本を読んでいる。
この本は、保阪氏と保守の論客だった西部邁氏との少年期から始まり、大人になってからの友情を軸にした保阪氏の回想録のような本であるが、西部氏は戦後民主主義の欺瞞を批判していた姿勢が描かれている。
私は、私は西部氏の戦後民主主義批判に関しては、「戦後民主主義」でなく、もっとターゲットを特定して西欧的価値観の欺瞞と解釈し直したい。
西部氏が生きていたなら、ロシアの特別軍事作戦をどう評価しただろうか?
いずれにせよ、アメリカ帝国的自由民主主義、西欧民主主義、全てカッコに括り、相対化していく、そういう思想的潮流が世界に広がりつつあるのではないか?
https://www.afpbb.com/articles/-/3434082?cx_amp=all&act=all
「中国への好感度、途上国で上昇 海外世論調査で判明」
私は同じアジア人として、正直、誇らしく思うところがある。ここに、西欧中心価値観から、世界が多様化する流れを見るからである。
かつて西欧の帝国主義をマネしようとして、失敗し、結果、西欧、アメリカ帝国の腰巾着のポジションに堕した日本。「名誉白人」みたいな情けない立ち位置から脱却するべきだ。
中国が毅然と西欧的価値観に対峙している。そこに世界史の新たな展開を期待したい。中露が世界の多様化に導き、覇権を打破する勢力であることは間違いない。
アメリカ帝国の覇権を望むことにどんな合理性があるのか?ある分けがない。
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