記事へ戻る changeさん のコメント change 経済の中で貿易取引量と資本取引量があり、圧倒的に資本取引量が大きい。 大きな経済国(圏)は、米国、中国、EUに大別できるであろうが、中国は圧倒的に米国とEUに対し輸出が輸入より大きい。 中国が一番貿易の影響が大きく、次にEUであり、米国は世界の製品受け入れ国といえる。貿易面での財政赤字は米国に集中している。別の見方で言えば、米国の消費に各国が支えられている。 国際収支の中で、貿易取引より大きな資本取引では中国には逆風が吹いており、人民元国際化の進展は限界に直面している。 過剰な人民元は貿易取引で幅広く使われ始めているが、ドルの金利に各国が耐えられなくなっているのと、過剰な通貨人民元の退避先として各国の外貨準備高になっているが、ドルの信認があって初めて成り立つものであり、ドルと運命共同体にある。サウジが人民元決済を始めたが、リアルも香港ドルと同じようにドルにペッグしており、人民元を全面的に信頼しているわけではない。 各国が米国に貿易面で支えてもらうことばかり考えないで自国の消費量を増やさなければ、米国が倒れれば世界が倒れるということであることに気が付くべきでしょう。米国が倒れて中国は繁栄するなどという空想はやめた方がよい。 No.7 18ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 論評「米国は依然世界をリードしているが、同盟国(欧州)は不安を抱いている。多くの欧州人... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
change 経済の中で貿易取引量と資本取引量があり、圧倒的に資本取引量が大きい。 大きな経済国(圏)は、米国、中国、EUに大別できるであろうが、中国は圧倒的に米国とEUに対し輸出が輸入より大きい。 中国が一番貿易の影響が大きく、次にEUであり、米国は世界の製品受け入れ国といえる。貿易面での財政赤字は米国に集中している。別の見方で言えば、米国の消費に各国が支えられている。 国際収支の中で、貿易取引より大きな資本取引では中国には逆風が吹いており、人民元国際化の進展は限界に直面している。 過剰な人民元は貿易取引で幅広く使われ始めているが、ドルの金利に各国が耐えられなくなっているのと、過剰な通貨人民元の退避先として各国の外貨準備高になっているが、ドルの信認があって初めて成り立つものであり、ドルと運命共同体にある。サウジが人民元決済を始めたが、リアルも香港ドルと同じようにドルにペッグしており、人民元を全面的に信頼しているわけではない。 各国が米国に貿易面で支えてもらうことばかり考えないで自国の消費量を増やさなければ、米国が倒れれば世界が倒れるということであることに気が付くべきでしょう。米国が倒れて中国は繁栄するなどという空想はやめた方がよい。 No.7 18ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 論評「米国は依然世界をリードしているが、同盟国(欧州)は不安を抱いている。多くの欧州人... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
大きな経済国(圏)は、米国、中国、EUに大別できるであろうが、中国は圧倒的に米国とEUに対し輸出が輸入より大きい。
中国が一番貿易の影響が大きく、次にEUであり、米国は世界の製品受け入れ国といえる。貿易面での財政赤字は米国に集中している。別の見方で言えば、米国の消費に各国が支えられている。
国際収支の中で、貿易取引より大きな資本取引では中国には逆風が吹いており、人民元国際化の進展は限界に直面している。
過剰な人民元は貿易取引で幅広く使われ始めているが、ドルの金利に各国が耐えられなくなっているのと、過剰な通貨人民元の退避先として各国の外貨準備高になっているが、ドルの信認があって初めて成り立つものであり、ドルと運命共同体にある。サウジが人民元決済を始めたが、リアルも香港ドルと同じようにドルにペッグしており、人民元を全面的に信頼しているわけではない。
各国が米国に貿易面で支えてもらうことばかり考えないで自国の消費量を増やさなければ、米国が倒れれば世界が倒れるということであることに気が付くべきでしょう。米国が倒れて中国は繁栄するなどという空想はやめた方がよい。
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