記事へ戻る changeさん のコメント change 穀物であろうがエネルギーであろうが、SWIFT決済システムに接続されているか、接続されていないかで取引の可否が大きく左右される。 ウクライナの場合は黒海構想に変わるものを見つけようとするキエフの試みは、ウクライナのエリート層と多国籍企業の商業的利益によって左右されるが、商売は成立する。ゼレンスキー大統領が黒海経由での穀物の輸出を継続する用意があるとの発言につながる。 一方プーチン大統領は制裁によって遮断されたロシア農業銀行を国際SWIFT決済システムに再接続することを挙げている。國際決済システムに接続できなければ通貨の決済ができず、個別的に2国間通貨の貿易に限定されてしまう。ロシアの穀物取引は困難が伴う。 中国はこの問題に対処するために、サウジとかブラジルなどと人民元で取引をしているが、貿易面だけであっても多国間で人民元取引が出るようにするためには、人民元を自由に交換できるようにしなければならない。決済システム遮断はロシアでさえ大きな影響を受けている。中国の受ける打撃ははるかに大きく、米国と対立して金融制裁は回避する道「外交的話し合い」を重視せざるを得ないのでしょう。現在米国が用意しつつある中國締め付け政策によって中国は実感することでしょう。 No.5 15ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ウクライナ産穀物の黒海経由の輸出合意、ロシアは停止を発表。ウクライナによるクリミア大橋... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
change 穀物であろうがエネルギーであろうが、SWIFT決済システムに接続されているか、接続されていないかで取引の可否が大きく左右される。 ウクライナの場合は黒海構想に変わるものを見つけようとするキエフの試みは、ウクライナのエリート層と多国籍企業の商業的利益によって左右されるが、商売は成立する。ゼレンスキー大統領が黒海経由での穀物の輸出を継続する用意があるとの発言につながる。 一方プーチン大統領は制裁によって遮断されたロシア農業銀行を国際SWIFT決済システムに再接続することを挙げている。國際決済システムに接続できなければ通貨の決済ができず、個別的に2国間通貨の貿易に限定されてしまう。ロシアの穀物取引は困難が伴う。 中国はこの問題に対処するために、サウジとかブラジルなどと人民元で取引をしているが、貿易面だけであっても多国間で人民元取引が出るようにするためには、人民元を自由に交換できるようにしなければならない。決済システム遮断はロシアでさえ大きな影響を受けている。中国の受ける打撃ははるかに大きく、米国と対立して金融制裁は回避する道「外交的話し合い」を重視せざるを得ないのでしょう。現在米国が用意しつつある中國締め付け政策によって中国は実感することでしょう。 No.5 15ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ウクライナ産穀物の黒海経由の輸出合意、ロシアは停止を発表。ウクライナによるクリミア大橋... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
ウクライナの場合は黒海構想に変わるものを見つけようとするキエフの試みは、ウクライナのエリート層と多国籍企業の商業的利益によって左右されるが、商売は成立する。ゼレンスキー大統領が黒海経由での穀物の輸出を継続する用意があるとの発言につながる。
一方プーチン大統領は制裁によって遮断されたロシア農業銀行を国際SWIFT決済システムに再接続することを挙げている。國際決済システムに接続できなければ通貨の決済ができず、個別的に2国間通貨の貿易に限定されてしまう。ロシアの穀物取引は困難が伴う。
中国はこの問題に対処するために、サウジとかブラジルなどと人民元で取引をしているが、貿易面だけであっても多国間で人民元取引が出るようにするためには、人民元を自由に交換できるようにしなければならない。決済システム遮断はロシアでさえ大きな影響を受けている。中国の受ける打撃ははるかに大きく、米国と対立して金融制裁は回避する道「外交的話し合い」を重視せざるを得ないのでしょう。現在米国が用意しつつある中國締め付け政策によって中国は実感することでしょう。
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