• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

詳しく知らないので間違っていたら誰かに訂正をお願いしたいが、
問題の樹木も樹木が植わっている土地も、明治神宮のものだろう。

特別の法律などがあれば別だが、自分のものを自分がどうしようが、自由だというのが所有権の基本だ。
従って、今回、明治神宮が自分の所有物の一部をいわゆる再開発して安定収入を得ようということも自由だというのが基本となる。

一般庶民も、自分の所有地の一部をたとえば駐車場にしようということはあるだろう。そのとき突然その所有地の一部に
珍しい植物が見つかったからと言って、駐車場にしてはならないと、見ず知らずの人々から突然罵られたら、どう感じるだろうか。

その珍しい植物を犠牲にしてつくるのが駐車場だということは本質でないことも、
高齢者施設だったらとか病院だったらとか、公園(!)だったらとかと考えてみればわかるだろう。

ここのところの理解や想像をすっ飛ばして、相手を悪魔化して悦にいっているような評論が多いと感じる。

もっとも、所有権には様々な制約が伴うこともまた、現代の常識だ。
そこで、明治神宮の財産は、現代の日本において、明治神宮と縁のない多くの日本人、さらには外国人の言うことから制約をどこまで受けるべきかという問題となる。

公園機能とか災害安全機能だとかは、本来都が考えるべきことで、その分担を神社にお願いするなら、都が神社に費用を払うべきだ(=税金)ということにもなるだろう。そういう議論をしないで、自分はなにもカネを払わないで、神社の所有権に義務を負わせる議論ばかりするのは、正しくないと感じる。


なお、以上とは別に、わたしはもう世界遺産など日本はやめてしまえという考えだ。認定には必然的に一種の権力が生まれ、そこに巣くう人々が発生し、つけいってくる。
イコモスがどういう組織か知らないが、神宮外苑近くに高級マンションでも持っている人でもいないか明らかにするくらいは、昨今小さな学会発表でも利益相反を明示するのが常識なのだから、すべきだ。
No.10
14ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。