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りゃんさん のコメント

>>12
フレデイさん、こんにちは。

日本のポスト構造主義理解については、浅田彰とか東浩紀とかがブームをつくり、今でも一定程度かれらの本は売れているんじゃないですか。わたしは、ごく幼かったり、子ども時代だったりで、ブームの頃興味はなかった。

それにわたしはアラン・ソーカルの「知の欺瞞」なんかのほうに共感を感じる方で、今もそれほどは興味はないです。

しかし、文化系の知的上位層による理解という観点で言えば、たとえばドゥルーズの影響の深い宇野邦一の「反歴史論」という文章がゼロ年代の東大入試現代文の題材になっていたとおもいます。調べたことはないけど、高偏差値の大学の文化系学部の入試には、たぶんこの手の文章がよく使われているだろうとおもいます。大学側の、この程度の文章は読んでほしい(そして入学後はデリダなども読んでほしい)という気持ちのあらわれなのでしょう。

フレデイさんのお考えのように、「中国共産党の若きブレーンはポスト構造主義のデリダを熟読」しているのなら、日本から40年くらい遅れていますが、ぜひ読みこなしてすぐれた解説書が中共で出版されることを期待しています。

と同時に、「中国共産党の若きブレーン」によるデリダ読解が、習近平独裁あるいは中共共産党一党独裁をどう評価するのか、そのあたりにはたいへん興味を感じます。自分で調べる気にはならないので、なにかわかったら是非ご教示をよろしくお願いします。
No.15
11ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
   『戦後史の正体 』 は2012年8月に出版した本である。日本の外交・安全保障政策が対米依存を強める中で、その理解には占領時代からの流れを理解しなけらばならないと思い書いた。  その後、日本の 外交・安全保障政策 はますます米国への隷属性を強めた。  そして多くく変わったのは、日本のマスコミは米国政府の見解に合致したもののみを流し、対ウクライナ戦争、対中政策等これらに批判的な変化的見解はほとんど主要マスコミに出てこない。  そうした中、大阪の経済界の団体、「 クラブ関西 」 で「日本―対米従属の形成過程ー」 を講演した。これについては次の発信をした。 「 ウクライナ問題や中国問題、今日日本のマスコミは一方的見解を流し続ける。これに接する多くの日本人に「実は」と言っても反発をかうだけ。その中歴史を振り返り異常さをわかってもらおうと「日本―対米従属の形成過程ー」の講演依頼が来たのでないか。私の印象。 」 勿論、『戦後史の
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。