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中庸左派さん のコメント

今回の衆院選にあたって、個人的関心事から雑感や注目点を書いてみたい。

①基本的には、衆院選後の大局的な政治の有り様には期待していない。理由は、政治的影響力のある大政党では、どちらが政権をとっても、大枠の政策的には大した違いがないだろうから。

②ただ、裏金腐敗脱税の自公政権を正すための投票行動を有権者がとるかどうかに注目していた。この点では、さすがに与党過半数割れになり、政治を浄化するための投票行動になったと評価している。日本人にもまともな部分があると受け止めた。

③今後の政局がどうなるか、即ち政権交代か、与党連立組み替えかより、次の注目点はアメリカ帝国大統領選だと考えている。これは、日本として、どうするか、というより、国際情勢の変化にどう日本が影響されるか、について、注目しているという意味。日本外交は対米従属路線を抜け出ないだろうから、日本外交に期待しているのではなく、外部環境即ちアメリカ帝国大統領選の動向と、その日本外交への影響を注視している。

トランプが勝つかどうか、トランプが勝たなかったとして、アメリカ帝国がどの程度、混乱するのか、或いは"内戦"になるかどうか?どちらにしても、アメリカ帝国の外交軍事政策の動向に影響を与えるだろうから。

いずれにせよ、日本の自主性とか、独立自尊の日本外交への主体的転換は期待しているわけではない。だが、アメリカ帝国の変化や混乱は日本への"外圧"になるのではないか。そのような、“外圧“のほうが、日本が変化する契機として有効ではないか?

また、まさに、この時期、ロシア・カザンではBRICSが新しい世界秩序構築を宣言した。日本の外部環境が大きく変わろうとしている中で、どのような影響が日本に及ぶのか、その意味で、次の段階に入ったと考えている。
No.2
7時間前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。