中庸左派さん のコメント
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安倍首相、菅官房長官の時代は数の力で、無理筋の政策もどんどん推し進めた。抵抗する力がない。 だが、自民党が過半数割れ、従来の自公政権も過半数割れ、最早 j 日民党が強引に政策を進める力はない。最低限、国民ないし維新の全面協力がなければ進めない。政策で「石破色」を出せる可能性は低い。 特に安倍―菅―岸田政権は軍事費増強、そしてそれを増税で実現する政策志向してきたがその実施がこんなんになろう。そのことは米国政府の石破政権支持を弱める。 A-1 自公過半数割れ、政策実現は「地獄の道」…野党の要求優先し「石破印」実現できない可能性も (読売) 自民、公明両党は衆院選で過半数を割り込み、今後は野党の協力を得なければ、法案も予算案も国会で成立させられない。野党が委員長ポストを握る委員会が増え、審議が滞る 事態も予想される。 野党の要求を優先し、「石破印」の政策が実現できない可能性がある。 首相は国民民主党との連携を模
問題は、これが良いか悪いかという受け止め方だ。
私は“良い“と考えている。
理由は、これまでに有権者は自公政権にフリーハンドを与え過ぎていた。選挙において連戦連勝だった自公政権は、有権者の支持を集めているという自信の下、有権者に向けて政策で報いるどころか、真の“親分“アメリカ帝国の顔色だけを伺うようになっていった。
その最高潮が岸田政権であった。ウクライナ支援、中露への経済制裁、防衛増税。これらは全て、庶民の生活を蔑ろにした棄民政策そのものである。一方、自民党最大派閥安倍派を中心に、裏金を蓄積し脱税するという腐敗堕落ぶりは政治家に対する庶民の怒りを高めた。
このように、外に向けてはアメリカ帝国への従属、内に向けては、政官財癒着による特権的エリートによる寡頭政治。これが、日本の政治のありのままの姿である。即ち、自由でも民主主義でもなく、形骸化腐敗堕落した衆愚政治に等しい。
西側の“自由民主主義“の行き詰まりという潮流の中で、日本も例外でなく、名もなき庶民が、特権エリートによる寡頭政治に対して“抵抗“、或いは“反撃“を行った、それが先の衆院選の結果である。
逆に今までの安定多数の自公政権が続くなら、アメリカ帝国への属国化と棄民政策が強まったことだろう。
従って、安定多数=数の横暴による特権的エリートによる寡頭政治が弱まったのだから、それで“一歩前進“と見るべきだ。
しかし、数の横暴は抑止されたが、それだけで“あるべき世界“に達したというわけではない。有権者は“裏金“という、特権エリートによる寡頭政治の中での“お手盛り“、“甘い汁“を目の当たりにして、そこに怒りの目を向けた。それは、正当な怒りだが、表層的象徴的な“裏金“に触発されただけで、本質的実質的問題に目を向け、その本質を撃つ行動に出たわけではない。
問題の本質は、西側の“自由民主主義“は行き詰まりに来ているということである。別の言い方をするなら、アメリカ帝国の覇権低下と西側諸国を覆う特権エリートによる寡頭政治乃至衆愚政治である。
その具体的表現がアメリカ帝国であれば、DS支配即ち金融資本、軍産複合体、ネオコンによる支配、欧州ならEU官僚によるグローバリズムイデオロギーの押し付け、日本では自公政権であった。
日本人は、そのような本質的論議に全く目を向けていない。だから、“裏金“という解りやすい悪徳しか見えていない。それが、日本人の民度の限界だろう。日本の庶民が、謂わば、政官財の特権エリートのハラワタを食いヤブリ、自らの手で事態を“あるべき姿“に劇的に転換させることはムリだろう。
だから、日本人はあくまで受動的に変化を甘受するだけだと考えている。
変化は外側から、“外圧“としてやって来ている。一つは、アメリカ帝国大統領選。もう一つは、「民主主義の砦」としてのBRICSの台頭である。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2765.html?sp
アメリカ帝国大統領が、トランプになるにしろ、ならないにしろ、アメリカ帝国が大統領選後に大きく混乱、変化する可能性がある。
BRICSは多極化した世界を主導する準備を整えた。
https://tanakanews.com/241029brics.htm
日本は世界の潮流から逃れることは出来ない。どのような“波“を日本はかぶるのか?私は、正直言うとその“波“を期待している。ガイアツに期待している。
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