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中庸左派さん のコメント

トランプ政権の打ち出す政策は、まさに大転換と呼ぶべきものだと思われる。しかし、その効果、或いは結果はまだまだ見極めの途中であり、なんとも言えない。その一つが関税政策だろう。物価高の原因となることが明白になった場合、更にどのような問題が浮上するのか注目である。

外交については、アメリカ帝国の覇権放棄、或いは多極化という潮流に沿った政策が繰り出されており、バイデン民主党より、確実にマシと言ってよいと考えている。

オルタナティブメディアでは、J.D.ヴァンスのミュンヘン安全保障会議での演説が注目を集めた。

https://www.realclearpolitics.com/video/2025/02/14/full_speech_vice_president_jd_vance_addresses_munich_security_conference.html

「ヴァンス氏は冒頭、欧州にとって最大の脅威はロシアや中国などの外部からの脅威ではなく、権力者の反民主的な本能と行動による内部からの脅威であり、権力者は「偽情報」と戦うという名目で言論の自由を踏みにじり、政治的反対派に敬意を示さない、と述べた。」

https://gilbertdoctorow.com/2025/02/14/j-d-vance-speech-to-the-munich-security-conference/

J.D.ヴァンスの演説は「リベラル寡頭制」という表現こそ使用していないが、文脈的にはEUに代表される西欧の政治が実は「リベラル寡頭制」(エマニュエル・トッド)でしかない現実を批判する論旨と同様になっている。

また、「欧州にとって最大の脅威はロシアや中国などの外部からの脅威ではなく」という考え方を受け入れるなら、その延長にはアメリカ帝国の欧州からの撤退、或いはNATOの解体的変容がありうるのだろう。それは既存の安全保障の枠組みの一大転換である。

しかし、それに対して懸念するムキも当然ながら、ある。「トランプの外交は平和をもたらさない欧州のタカ派は緊張を高めている」という論評があった。要するに、アメリカ帝国が欧州から、手を引けば、欧州のタカ派グループがロシア脅威論を煽り、軍備増強に向かい、逆に緊張が高まる、と。

https://unherd.com/2025/02/trumps-diplomacy-wont-bring-peace/

-------引用ここから-------

こうした軍備増強の根底には、ロシアがNATOを攻撃する能力も意図もないにもかかわらず、ロシアがヨーロッパにとって実存的な脅威となっているという信念がある。米国の撤退に対するヨーロッパの姿勢として片付けられてしまうかもしれないことは、実際には平和への大きな障害となっている。ヨーロッパの指導者たちが軍事的緊張を高め続ける限り、ウクライナ戦争の外交的解決の可能性は減る。

-------引用ここまで-------

しかし、アメリカ帝国の一極覇権が多くの国の国益にならないのはハッキリしている。我々はその経験から学ぶべきだ。
No.4
12ヶ月前
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CBS ニュース世論調査 ― トランプ氏は「精力的な」開幕数週間の中で肯定的な支持を得ている。彼は約束したことをしているように見える CBS News poll ― Trump has positive approval amid "energetic" opening weeks; seen as doing what he promised February 9, 多くの人がトランプ大統領を「タフ」、「精力的」、「集中力」、「有能」、そして選挙期間中に約束したことを実行していると評しており、トランプ大統領はアメリカ国民全体から正味のプラスの評価を得て任期をスタートした。 タフー69%、精力的63%、効果的58%   多くの人が、彼は予想以上のことをやっている と言っているが、そう言う人のほとんどは、彼らが見ているものを気に入っている。  トランプは公約の事を実施している。  70%       公約外
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。