日本海で獲れた松葉ガニの美味しさがギュッと詰まった
大変美味なお煎餅だったのですが…
収録時、どうしても出てこなかった英単語がひとつ。
それが、パッケージに書いてあった
「渋い色調の日本海」の「渋い」を表す単語です。
「渋い」を和英辞書で調べると
色々な単語が出てきます。
ただ、おそらくこんなときに求められるのは
直訳の英単語を言うことよりも、
伝えたいことの本質を上手に言い換えて
うまくニュアンスを伝えられるフレーズに
変換できることかな、と思っています。
プロの翻訳家の方などは
この変換が本当にあざやかで惚れ惚れします。
かつて、翻訳を本業とする方々と
関わる機会があったのですが
日本語でも英語でも、どちらかに語彙力を偏らせず
豊かな表現を沢山知って、適材適所に使える人は
何だか共感性も高く、優しい方が多い気がして憧れます。
そんなわけで、私の頭では
「渋い色調の日本海」をうまく変換できる表現が
収録の時間内ではうまく思いつきませんでした。
でも、収録中に頭を掠めた単語がひとつ。
Patina
という単語です。
元々は経年による色あせや錆つきを表すもので、
通訳案内士の資格勉強をしているときに
「侘び寂び」を説明する文章の中に出てきたものです。
なんとなく「渋さ」にもつながるイメージがあるので
思い浮かんだのだと思いますが、
お察しの通り、日本海の色調とはちょっとズレているので
結果的には違うなとなりました。
いまだに、日本海の渋みをどう言い換えるか、
頭の中で考えているものの
日本語でもうまい言い換えができないでいます。
なんとなく、太平洋よりもちょっと暗めで、
波が荒そうで…
ずーん…
どーん…
みたいな…。
辞書で直訳を検索するのは簡単だけど、
何かしっくりくる表現ないかな、と考えを巡らせながら
日本海が育んだ松葉がにの煎餅を噛み締めています。
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