韓国視察から戻ると、私と入れ替わるように、爺が出張で留守に。そのため妻が長男の世話で札幌に2週間ほど行くことになりました。次男はかーちゃんの家で面倒を見てもらっているので、藤沢、家に一人です。しかも、帰ってくるなり、ヘルニア再発で地獄の国内生活を過ごしています。大韓航空往路の機材がやばすぎました。LCLに匹敵する狭さで、成田→済州島の2時間ですっかり腰をいわせてしまい、トホホです。韓国にいる間はなんとなく持っていたのですが、ホテルのマットレスが柔らかすぎて自分には合わず、蓄積ダメージが、帰国後に限界突破したようです。おそらく、ダムが決壊するときもこんな感じなのでしょうね。ひいい。

さて、今日は韓国視察3日目、ソウル編です。
ソウルに着くと、すぐにKRAの送迎で競馬場に向かいました。韓国には済州島にひとつ、ソウル、プサンにひとつずつで、計3個の競馬場があります。※4個目を施工中。
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今回はソウル競馬場にお邪魔しました。直線が外回りだと500mくらいあるんじゃないですかね?内回りからスタートし、船橋のようなスパイラルから最終コーナーをまがって外回りコースを走るレースもありました。ですので、内回りでも直線は相当長そうに見えます(450m以上?)。直線の長いチャンピオンコース(平坦?)ですから、まあ逃げ馬が強い。職員の話によると、7割は逃げ馬が勝つそうです。視察した日は馬場が悪かったので余計に前残りの競馬が多く、単勝1倍台の差し馬が馬券圏外になるシーンを何度見させられたことか。日本の競馬ファンならオッズにかなり偏りがでそうで怖いです。競馬新聞に脚質は書いていないので、過去4走?の位置取りから把握していきます。

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という分析により、藤沢、比較的前目につけられ、斤量ー4.5kgという出走馬を見つけてしまいました。「もうこれしかないやろ」と軸にして馬連購入も、結果は3着というなんとも微妙な結果に。韓国にもワイド、三連複がありますから、やはりそちらにするべきだったか(´;ω;`)。

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なお、三連単はインターネット投票限定のようです。また、1レースの購入限度額は決まっていて、記憶があいまいですが、1万円が限界だったと思います。どうやら、韓国では儒教の影響なのか、政府がギャンブルに否定的で、競馬を良く思っていないそうですよ。上がコレだと、なかなか、競馬が根付いてくれないですよねえ。

さて、競馬場もチラホラ視察しようとしたのですが、KRAの理事と馬主会の会長が「是非JBBAの方とお話したい」ということで会談することになりました。思った以上に接点を持ちたがっているという空気を感じます。要点をまとめると、
・韓国の世代1400頭くらいのウチ、2割は海外からの輸入。多くはアメリカ。
・ニックスゴーは韓国人オーナーの所有物なので、種牡馬として戻ってくる。
・日本の方が近いが、飛行機で運ぶ手段がなく、フェリーになる。
・関税もアメリカと違いかかってしまうことから、輸入経費は日本の方が高い。
・フェリー輸送の馬匹が、働き方改革の影響で確保できないとJBBAから言われた。
・それでも今年は6頭程度日本のオータムセールで購入。
・JBBAの理事である団長(視察研修の)が、輸送費負担などについて、JRAや他理事との懇親会で提案する!と力強いお言葉。

多くはそのような会話でした。団長は、「日本も買ってくださいというスタンスだけでなく、お互いに人も馬も交流を深めましょう」と伝えてましたよ。そんな中、藤沢、正直言いますと、日本は相当完成された馬券のシステムと競馬ファンに支えられていて、韓国はまだまだ浸透していないと感じました。そういう状況で、交流や、輸送費負担を海外の方にするくらいなら、日本人を優遇したらえんちゃうか?とガチで広がりのすくない保守思想に寄っているのですが、団長は組織でマクロに考えていてエライと感心です。藤沢の苦手な、他人に寄りそう、他人を思う気持ちというのを、団長を見て少しだけ、持っていかないとなと思いました。少しだけですよ。

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さて、会談もおわり、競馬場をブラブラしました。
写真は日本でいうスマートシートです。コリアカップが終わると、韓国競馬はオフシーズンとなり、人の入りは少なくなります。とはいえ、まずまずの入場者で、なんでもないときの大井競馬場くらいはおりました。ただ、家族連れは少なく、日本よりもギャンブルのイメージが強いと感じます。
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ブラブラして、もどり、1700まで馬券を買って、一回しかあたらず、なぜか、ネットで買った阪神ジュベナイルフィリーズのタイセイボーグ複勝2万が火を噴き、帰路につきます。
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ホテルに着き、晩御飯は宮廷料理をいただきました。ソウルのミョンドンは日本人が良く食べる韓国料理に味付けが近いですね。比較的日本語が通じますし、不便はありませんでした。ミョンドンの街は原宿と渋谷を足したような所で、いいところでした。美人もイケメンも多いです。

人によっては、
「あんなもん整形だ!」と仰いますが、綺麗ならいいんですよ。美人ならいいんですよ。それならなんすか?つぼ八で、「この焼き鳥うまいわ」と藤沢が言ったら、「でも、それ冷食ですよ」とか言うんスカ?貴様らAB型か?うまけりゃいいんすよ。冷食なんてわかってんだよ、こっちは。全国どれだけ離れていても、同じクオリティで提供できる冷食の質を褒めてやれよ。

はっ!!!話がそれてしまいましたが、此度の韓国視察は大変有意義なモノでした。日本に持ち帰ってどーのこーのというより、日本競馬の良さと恵まれた環境に藤沢は生きていると理解が深まりました。韓国でも競馬がよりポピュラーな道のりに協力できることはしたいですね。


おわり

追伸
ウマ娘が韓国でもブームきているそうですよ。すごいなウマ娘。
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↑条約締結風の藤沢。ヴィヴァンに出してくれ。