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tsutoさん のコメント

>>3関連追記
米国の下院が、「台湾保証法」に続き「台湾保護法」を395対2で可決した。
米国が中国を国際金融機構から排除するということである。
米国議会の一致した方針であり、中国対応が明確化したようだ。
No.5
2ヶ月前
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目次 はじめに 第一章・「米国支配の構図は消滅する 第ニ章 米国を凌駕し始めた中国経済 第三章 米中戦争の危険はあるのか 第四章 トランプは勿論ヒトラーではない。だが米国は今、ナチ支配の前夜に類似していないか 第五章 日本の対米隷属の系譜―世界が米国一極支配から脱しようとする中、何故日本では依然「米国 NO 一 , 米国に従う」が覆っているのか。戦後の歴史の理解なしではわからないー 第六章:対米隷属だけで、激動の世界を乗り切れない。 第七章 米国一極支配崩壊後の日本の選択 第八章 過去の英知を学び、中露の考えを学び日本の道を考える 第九章 戦争を避ける路は外交、その出発点は過去の合意を尊重する。 おわりに 「はじめに」  世界は今、どこへ向かうか明確でない。漂流している。  世界の動きを統制する国もなく(少し前は米国がその役割を担っていたが)、理念もない。理念らしきものが存在しても、単に正体を隠すカモフラージュに過ぎない。  第二次大戦直後は違った。 二度と第二次大戦の惨事を繰り返さないため、方向性を真に模索した。 自由・民主主義国家群と、社会主義国家群の対立こそあれ、「戦争は繰り返さない、人々の暮らしを豊かにする」という目標は存在した(注:社会主義圏の動向に疑問はあるが、それでも医療と教育への投資を見れば、「暮らしを良くしたい」という意思はあった)。  その代表に国連憲章がある。一九四五年六月署名された国連憲章は「われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し」と書き始めている。人々は空々しい枕詞とはとらえていない。真に目指すべき目標としてとらえた。  日本国憲法も「再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し」、「人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」とある。「この国の憲法を守っていこう、憲法を変える必要はない」は一九五五年に約七〇%( NHK )、一九七三年に六三%(朝日新聞)であった。  しかし、冷戦が終結し、米国一極支配の体制になると世界は変化した。誰が述べたかはこの本の中で記すが、次が世界の規律となった。 『条件を受け入れ、システムに適合し、控えめでも保証された分け前を受け取り、満足せよ。他人があなたのために考え、決定します』。 「米国の意向を尊重する」、「控えめでも保証された分け前を受け取り、満足せよ」は日本で特に顕著となった。知的層、国家の運営に関与する層でこの傾向が特に顕著である。  だが世界的に見ると、システムが崩壊した。中国は政策を強いられない国力を獲得した。ロシアも指示に屈服しない姿勢を見せている。  だが驚くのは米国国内である。  二〇二五年十一月四日実施されたニューヨーク市長選挙で、民主党候補のマムダニ氏が勝利した。マムダニ氏は三四歳、ウガンダ生まれ、インド系イスラム教徒、民主社会主義者(民主主義の下で社会主義政策を行うという政治思想)。イスラム教徒であることや民主社会主義者であることを隠さない。堂々と主張する。  ニューヨーク市にあるニューヨーク証券取引所は世界最大の株式市場で、時価総額は約二五兆ドル(二〇二五年時点)。世界の資金がここに集まる。フォーチュン五〇〇企業中グーグル(アルファベット)、 JP モルガン・チェース、ファイザー、ブルームバーグなど、五〇社以上の本社がある。資本主義の総本山である。  マムダニ氏の父親はコロンビア大学教授、母親はヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞の映画監督ではあるものの、イスラム教徒や民主社会主義者がニューヨーク市長になることは考えられなかった。  旧体制への挑戦である。既得権益者への挑戦である。それが資本主義の総本山で起こっている。人々は旧体制に騙されるのを止めた。マムダニ氏の当選演説を見てみよう。 「私たちは一人で投票したが、共に希望を選んた。専制政治よりも希望。大金やささやかなアイデアよりも希望。絶望よりも希望。私たちが勝利したのは、ニューヨーカーが不可能を可能にするという希望を自らに与えたから。私達が勝利したのは、もはや政治は私たちに押し付けられるものではなく、私達が行うものなのだと訴えたから
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。