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トラリスさん のコメント

職場での会議で、相手に対して「言っていることは間違って無いが、俺はその先の話をしてるんだよ!」という場面があります。
そしてそれを相手に説明すると、こんどは相手が「俺は更にその先の話をしてて、これこれこうだろうが!」と言われて、その説明で私が気付かされて色々合点がいって、最終的に私が相手に全面的に同意する。
ということがよくあります。

おそらく、議論(あるいは個人の思考?)には階層とかフェーズのようなものがあって、お互いが同じ段階にいないと、話が通じないのだろうと思います。
そして、相手と自分が同じ段階に立ったとき、初めて「正しい問い立て」に直面するのではないでしょうか?

例えばこの記事の中の、原発の反対活動では、ABDに対してCは一段深い階層にいます。
経済的な問題をどうにかしないと、先に進めませんよと訴えています。
ABDがCと同じ階層に進まなければ、E「経済の問題をクリアしながらABDを実現する方法」にはたどり着けません。

議論をする上では、まだ見ぬEの存在を意識できるかどうかが重要なのだと思います。
No.12
143ヶ月前
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ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。