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てててさん のコメント

良い作品を書くためには古典を読む、というのはまったくその通りだと思いますが、
ラノベ(の売り上げ)においてその重要性は比較的軽いのではないかと思います。

まず、ラノベの売り上げは、面白さよりも読者ウケの方が大きいと思います。
面白い作品を書いても大売れアニメ化するとは限りません。
だからなのか、面白い話を書いていた作家が、新作ではヒロイン増量やサービスシーン(それもどこかで見たようなもの)、
寒くて長い会話を書いているのを見ると悲しくなります。

そして、「時代を経ても古びない作品」が求められているとは思えません。
出版不況の話を聞く中ラノベはむしろ売上が上がっていたはずですし、
どんどん新刊が出て、終わったシリーズ作品は書店からなくなってしまいます。
No.29
131ヶ月前
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結論からいうと、それは「小説の絶対的な面白さ」を学ぶためである。 小説には、「絶対的な面白さ」がある。それは、ぼくが40年間、小説についてのさまざまなことを学んできた中で、知ることのできた真理の一つである。 しかしながら、この考え方はなかなか共有されていない。特に、若い人に共有されていない。 先日も、とあるラノベ作家志望の若者と会う機会があって、「何かアドバイスはありますか?」と尋ねられたので、「古典を読むことだ」と答えたのだが、分かったような分からないような顔をされた。 それで、「古典を読むのは嫌いですか?」と尋ねたところ、「ぼくの書きたい小説は、現代の読者に訴える新しい小説なので、古典を読んでも意味がないと思ってしまう」ということだった。「それ以前に、そもそも古典に全く興味がないので、読むことそのものが苦痛である」とも言っていた。 それでぼくは、(もちろんそう思うことは自由なのだが、それでは作家
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。