NakaBBさん のコメント
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私は羽生善治氏の著作はかなり読んでいる。
厳しい勝負の世界で、長年、第一人者の座を自らの力で持ち続けるのは大変なことである。
『捨てる力』で気になった記述を記してみたい。
・将棋では自分が蒔けたことを誰のせいにも出来ない。そのため自己を律する心、
・根っこにあるのは、自分で決めたことを思い切ってやること。「運命は勇者に微笑む」。小学生に「挑戦する勇気」。
・相手に個性を引き出してもらいながら自分の可能性に挑戦、
・「通用した」は事実ですが、これからも通用するかわからない。通用したものと違うやり方を見つけること、「今は最善だけれど、それは今の時点であって“今”はすでに過去」
・守りたければ攻めなければいけない、負けない手をさしていても勝つことは出来ない。
・時には、ブレーキから足を外してガムシャラに「行け!」が必要
・敗北に対してどうやってダメー
フレデイさん、結構詳しいですね。昔AI将棋で遊んでいましたが、そのころでもアマ5〜6段はありました。最近の将棋のソフトにはプロの棋譜がすべて入っていると思います。序盤は一から考えるというようなことはコンピューターもしていないと思いますね。プロの世界でも今では80手まで同一局面があるなんて結構あることです。今までと違う手をさすと新手と呼ばれて話題になります。逆に終盤はコンピューターはすべての手を読むので無敵です。終盤まで互角で進行すれば、プロでも多分羽生でも、絶対に勝てません。勝ちがあれば絶対に逃さないのです。秒読みで時間に追われる人間と、すべてを読み切っているコンピューターとでは勝負になりません。
昔、ジョイスの「ユリシーズ」や「フィネガンズウェイク」を読みました。日本語だったので「フィネガンズウェイク」はさっぱりでした。どうして彼が20世紀最大の作家なんてしょうね。ただの酔っぱらいのように見えますが。ただ「意識の流れ」と言う概念は確かにあるなと思いました。それは思考方法を変えるし、文体を変えるし、言葉を失っていくし、そして人間を変えてしまいます。問題はユリシーズのように自らの足でたてる岸辺にたどり着くかどうかだと思います。
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