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フレデイ タンさん のコメント

昭和天皇は人間ですから米駐留軍を近衛兵として使いたい、そして、そのようにお動きになられたと私は推測してます。とても理解できる行為です。憲法に違反する行為に違いありませんけど、国民が実相を知ることにより民主主義が深化すると思うのです。そういった人間らしさも記述してほしかったと思います。

そもそもマッカーサーの占領政策は次の二つに要約されると私は考えています。
1.天皇家の財産の国有化。三井、岩崎、安田、住友等の財産を没収する。
2.統治機構は温存。

上記1、はロシア革命の処断と略同じです。昭和天皇におかれましては失うものがないと思うんですけど、日本に革命が起これば、これは恐怖です。天皇家の伝統的な統治哲学は平家と源氏を戦わせ君臨するということです。革命軍と米軍を戦わせ君臨する、そんなお気持ちだったんでしょう。

日米関係の今のずぶずぶ状態の基盤に昭和天皇の恐怖があったと思います。真の愛国者重光外相の企図には環境が悪すぎたと思います。
No.2
121ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
戦後、米軍基地を最も具体的な形で米国に提示したのは重光葵です。 私の『戦後史の正体』から・記載します ******************************* 「一九五五年七月二一日、アリソン大使はダレス長官に機密あつかいの電報を送り、重光から私的かつ非公式なレベルで安保改訂についての具体的な提案が出されたことを報告した。 重光の提案した内容は、このアリソン電報と提案を要約してその利点と問題点を説明した国務省内のメモによって知ることができる。 ①       米国地上軍を六年以内に撤退させるための過渡的諸取り決め (米側コメント:緊急時に米軍を送り戻す権利を維持すること) ②       米国海空軍の撤退時期についての相互的取り決め、ただし、遅くとも地上軍の撤退完了から六年以内 ****************************** そして、重光外務大
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。