フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
戦後、米軍基地を最も具体的な形で米国に提示したのは重光葵です。
私の『戦後史の正体』から・記載します
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「一九五五年七月二一日、アリソン大使はダレス長官に機密あつかいの電報を送り、重光から私的かつ非公式なレベルで安保改訂についての具体的な提案が出されたことを報告した。
重光の提案した内容は、このアリソン電報と提案を要約してその利点と問題点を説明した国務省内のメモによって知ることができる。
① 米国地上軍を六年以内に撤退させるための過渡的諸取り決め
(米側コメント:緊急時に米軍を送り戻す権利を維持すること)
② 米国海空軍の撤退時期についての相互的取り決め、ただし、遅くとも地上軍の撤退完了から六年以内
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そして、重光外務大
そもそもマッカーサーの占領政策は次の二つに要約されると私は考えています。
1.天皇家の財産の国有化。三井、岩崎、安田、住友等の財産を没収する。
2.統治機構は温存。
上記1、はロシア革命の処断と略同じです。昭和天皇におかれましては失うものがないと思うんですけど、日本に革命が起これば、これは恐怖です。天皇家の伝統的な統治哲学は平家と源氏を戦わせ君臨するということです。革命軍と米軍を戦わせ君臨する、そんなお気持ちだったんでしょう。
日米関係の今のずぶずぶ状態の基盤に昭和天皇の恐怖があったと思います。真の愛国者重光外相の企図には環境が悪すぎたと思います。
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