フレデイ タンさん のコメント
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『一期一縁』より
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一九五六年10月、現在昭和記念公園がある当時の北多摩郡砂川町に私はいた。
戦前の陸軍飛行場を接収した米軍立川基地の拡張に反対した「砂川闘争」だった。当時の宮崎町長を始め、砂川町の住民たちがこぞって反対し、安保条約に基ずく土地収用特別法による収用手続きのための測量に対し、体を張った闘争だった。
当初、砂川のお母さんや娘さんたちが、反対運動を展開し、デモを行い、座り込みで抵抗したが、すぐ警察機動隊に駆逐された。基地拡張に共鳴する労働組合や各種団体が加わったが、実際測量が始まると。それらの努力は雲散霧消して抵抗は微弱なものとなった。
砂川の婦人たちの間か「学生さんに応援してもらうことはできないものか」という声があがった。
そして、私に白羽の矢が立ち、学生達の総指揮官として砂川闘
反権力、反体制は暴力によって弾圧される。それは、反権力の力が暴力に劣っていればの話。これが逆転すれば、支配層が呼ぶところの革命。そういう凄まじい対決の場で「赤とんぼ」の歌が権力の足を止めた。とても感動的なお話です。この一瞬はおそらく人々が願ってやまないユートピアの世界でしょうか。
昭和天皇はロシア革命にすごくおびえていらしゃった。地位をはく奪され財産が国有化されるわけですから当然のことです。あの2.26事件の背後に昭和天皇はプロレタリア革命の影をご覧になっていらしゃった。戦後、いち早く、昭和天皇はワシントンと直接つながり安保体制の確立に動かれています。そして砂川闘争。今にいたっても、安保体制は更なる強化の道を歩んでいます。
しかし、世界を見ますと共産主義国家はないんです。中国は新自由主義のシカゴ学派を信奉し国家経営に乗り出して久しいのです。しかも、中国は米国と仲良くやりたいと常時表明しています。中国は米国の経済を日本と同じ程度に支えています。中国は日本とも仲良くしたいと今も尚恋文をよこしています。日本と米国は中国とどうして戦争したがるのかさっぱり分かりませんね。
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