フレデイ タンさん のコメント
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私は今回の人質殺害事件で安倍首相の責任は重いという事を述べている。
問題点は 2 つある。
一つはイスラム国を敵視する姿勢を明確に打ち出したこと。
今一つは、「テロに屈しない」という言葉を吐き、人質の要求する身代金支払いに、応ずる姿勢を見せなかった事。
これまでも述べて来ていることであるが、再度顧みたい。
先ず安倍首相は、中東演説で、「地道な人材開発、インフラ整備を含め、 ISIL と闘う周辺各国に、総額で 2 億ドル程度、支援をお約束します。イラクでは、全党派を含む、国民融和内閣による安定的な統治が絶対に必要です。日本は、そのための努力を支援し続けます。地域から暴力の芽を摘むには、たとえ時間がかかっても、民生を安定させ、中間層を育てる以外、早道はありません」として、支援は「イスラム国と戦うため」ということを明確にしている。
今イスラム社会と西側この姿勢を明確化すること
思うに、米国が中東、アフガン、パキスタン、北アフリカ諸国で無差別空爆、無人機殺人、オサマビンラデンの裁判無き死刑執行、グアンタナモでの新型拷問、無罪者の永久拉致、等々の数えきれないテロの実行犯であることは明明白白である。イスラエルのガザ地区住民に対する無差別殺戮はやはりテロ行為以外の何物でもないことは何人たりとも否定出来ない。ISISの行動は米国とイスラエルのテロに比較してどうなのか?答えは明白。どっちもどっち。しからば、日本として何をやるべきか?答えは明白。国連憲章に基づき国連加盟国の多数と連帯するしかない。
安倍首相は中東問題で米国とイスラエルのサイドに立つことを今度の訪問でコミットした。国民にとって深刻な選択だ。中東の民衆の大多数を敵に回すことを日本国民に諮ることなく決定した。中国に次いで中東を敵に回して日本の未来は明るいとは言えない。
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