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名を正すさん のコメント

>>2
私もご意見に同感せざるを得ないですね。
日本政府のたちが悪いのは、民主主義という仮面をかぶって実際にやっていることは独裁と同じことだということです。この点、中国の方がずっとストレートでわかりやすい。そして、日本人が見逃しがちなのは、敵視している中国人の方がずっと多様で、個人主義が発達しているということです。広い国土と長い歴史を持つ地続きの大陸国家なので、思考に世界性があります。彼らは国家というものを単純に信用していません。
一方、日本人の心底にある自発的な全体主義的資質。自発的に隷属する悲しさ。強制されてでなく自発的にしてしまう点に、恐ろしさがあります。資本主義社会と言いながら、実体は社会主義国家。最も成功した社会主義国家と揶揄されるゆえんです。
空気と言う目に見えないものが、社会や学校でも人々を縛り、非常に同調圧力が高い。権威や権力に、つまりお上に盲目的に従う傾向が強い。戦中もアメリカ側が驚いた話で、日本兵はいったん捕虜になった途端に何でもペラペラしゃべってしまうことです。その場の空気を忖度するのですね。そして、敗戦後の今も、アメリカに隷属し、アメリカの意向を忖度しています。もちろん、簡単なことではありませんが、戦後70年もたつのだから、そろそろアメリカに対しても、友好関係を維持しつつ、是々非々で対応するべきです。これが政治家の力です。先般の首相のアメリカ議会での演説でも、原爆の投下について、たんたんと穏やかにその事実を話すべきでした。ドイツもフィリピンも韓国もやったように、属国から脱出するべきですし、その力は日本にはあるのです。国連も、世界世論も巻き込んで、アメリカとの不平等条約を改正するべきだと思います。
国民は自らの体質にある閉鎖性と全体主義的傾向を自覚し、空気を読まずに、自分で考える力を身に着けなければなりません。今回の戦争法案を通じて、このような国民の体質から脱出できるかどうかが同時に問われているのです。たとえ一時的に法案が成立したとしても、次の選挙でそれをはね返すことが出来た時、日本は独立国家になるでしょう。諦めずに、根気強く戦う息の長さが必要です。
No.7
113ヶ月前
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《本を読む》孫崎享著『日米開戦の正体―なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』(/「史上最悪の愚策」を解き明かす/なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか/ 国民の皆さん、この夏、この本を読んでください/大切な本です 「今日本は真珠湾攻撃という愚策になぜ突き進んでいったかを学ぶ理由があるのでしょうか。大いにあると思います。原発、TPP、集団的自衛権など少し頭を使えば破壊的な結果になることは解ることです。それでもこの政策の推進に突き進んでいます」(孫崎享=本書の著者) 本書を読了するのに二晩徹夜しました。 510 頁の大著ですが、いっきに読みました。読みやすく、解りやすい本です。良書です。いや、そんな平凡な言葉では言い表すことができません。すごい本です。私は、孫崎享さんの著書を何冊も読んでいます。 21 世紀初頭の日本の最もすぐれた学者・分析家だと思っています。本書を読んで、孫崎享さんに私は深い深い尊
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。