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ムルムルさん のコメント

younghope氏も最後の一文に注目しておられて、誰かとは父親の事と解釈されていますが、すなおに読めば「若い頃勉強しておけばよかった」と述懐を漏らした笑顔のおじさんを指すわけで、父親の事を指しているとは読めませんね。むしろ、誰かという言い方をすることでそのなかには無論、父親も入るかも知れないのですが、もっと普遍的にあるひとの想いが別のひとのなかに流れ込んで、生き続けていく可能性、あるひとの夢がほかのひとのなかで受け継がれて行くという、誰しもが思い当たる出来事、しかしとりわけ重要な意味をもつ個人のなかの出来事についてさりげなく指摘しているので、これを単に父親へのメッセージと解しては狭い読み方になってしまうと思います。
No.9
107ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  I  人間には行方不明の時間が必要です、というのは茨木のり子さんの詩の一行。    そもそも研究者だから、授業とミーティング以外行方不明みたいな生活をおくっていると言われるかもしれない。それでも、後期資本主義経済のめまぐるしい時間の流れから自由になり、個人としての一切の過去の憂いと未来への恐れに付随する想いから意識的に離れ、また現在の葛藤も悲しみも怒りと相撲をとるのをやめて、そのかわりに、長くて安定した呼吸をする、ただの生き物にもどる時間が必要だ。そうしないと、自分という存在が放つ光が鈍くなってしまうように思う。    ヨガをする。良質の呼吸と重力で血液やリンパ液の循環と栄養素の分配を促進することだけに集中する。あと、植物を見にいく。良質な酸素と草花の美しさをただただ取り込む時間があれば、それ以上の贅沢は私にはいらない気がする時がある。    人間の神経や血管のようにはりめぐらされる
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。