フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係、
9日付読売新聞「昨年“好循環ならず”、実質賃金目減り、消費・企業活動も低迷
安倍内閣の経済政策「アベノミクス」が目指す「経済の好循環」の実現が遠のきかねない情勢だ。2015年に従業員がもらった賃 金は実質的に目減りし、企業業績の改善の恩恵が及んでいない。消費は低迷し、企業の生産と投資活動も鈍っている。 15 年 10 ~ 12 月期の実質国内総生産 ( GDP)の速報値は、2四半期ぶりのマイナス成長になるとの予想が多く、アベノミクスは正念場を迎えている。
厚生労働省が 8 日発表した毎月勤労統計で、 15 年の労働者 1 人当たりの平均賃金 ( 月額 ) は、前年比 0.1 %増の 31 万 3856 円と 2 年連続のプラスになった。しかし、それ以上にモノやサービスの値段が上がっている。物価変動を反映した実質賃金は前年より 0.9 %減り、 4 年連続のマイナスとなった。
好調だった企業活動にも陰りが出ている。生産水準の目
続き
その理由は種々ありますが、ここでは次の一つを取り上げます。
米国は国際慣例を無視してロシアへの経済制裁の他に国際相場を故意に操縦してルーブルと石油価格の暴落を演出しました。これで資源国のロシアを苛め、ハイパインフレでロシアの経済を破綻させようとしました。ところが逆効果を生んだのです。ルーブル安でロシアのエネルギー会社のバランスシートは逆に好転しています。米国やサウジの同業者のバランスシートは致命的に棄損し、青息吐息です。そして、中国とのルーブルの通貨スワップでハイパーインフレは避けられているのです。
上記に加え、米国のマナーを無視した蛮行に嫌気がさして、ロシアは本格的に金本位を目指し始めて居ますし、中国はじわりとドル離れに舵を取り始めました。その為にドル安が止まりません。
日本のアベノミックスは円安と株高で国民の目をごまかし、テレビのお笑いで国民を堕落させ、その間隙をぬってれっきとした軍事大国を造る目論見があるのですが、土台が壊れつつあり、目論み通りには行かないことが判明してきました。
経済のソフトランデイングと平和路線への回帰は日本の唯一の生き延びるための喫緊の課題です。無頓着な国民が動きだすにはインテリゲンチャとそのシンパの多大な労苦がつぎ込まれなければなりませんが、今、諦めるわけには行きません。
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