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Card of the Dayの裏のウラ 第1話:Keep on Rollin' Baby
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Card of the Dayの裏のウラ 第1話:Keep on Rollin' Baby

2014-11-22 17:42

    author:岩SHOW


    ※今回は、Bigwebにて岩SHOWが連載しているコラム「Card of the Day」の裏側をご紹介します。何のことかわからん!という方は
    http://www.bigmagic.net/cardoftheday.html
    こちらから記事に飛んで一読いただけるとありがたいです


    第1話:Keep on Rollin' Baby




    「情報サイトみたいなものをやるんやけど、何をセールスにしたら良いかな?」


    岩SHOW「うーん、やっぱり毎日アクセスして欲しかったら毎日記事更新するのが一番じゃないですかね」


    「そうやんな。じゃあ頼むわ」


    「はーい。…はーい?」


    こうして、僕の挑戦が始まった。会社が機能してる日には毎日記事をアップする。いや、まあ簡単にカードレビュー一言二言書けばいけるやろ…たぶん。
    Card of the Dayのスタートは前準備も何もなく、ハイじゃあ今日から書いてね書けたら担当に渡してね~という、ものすごく軽いスタートだったと記憶している。

    実際に、最初は大して深刻に考えずに、サラサラと書いていた。有名なエピソード1つ添えりゃ良いだろと。
    しかしまあ、不思議なもので。毎日書いていると本当にこれが楽しくなってくる。今日は何を書こうか、どんなエピソードを書こうか。文章が加速して行く。


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    個人的には《雷口のヘルカイト》の回が「ちょっと今日は長くなったな」と自分で感じていたことを覚えている。当時はあれだけの文章量でも長文と思っていたのだから、不思議なものだ。現在ではバニラに近いような使い道のなさそうなクリーチャーでも、ヘルカイトの倍以上の内容を書いている。継続は力なりというか。この経験で僕は、正拳突き○○発のような特訓には意味があるように思うようになった。それも大事なのは、楽しむというか「思いを乗せる」必要があるということ。ただただ嫌で嫌で仕方ない正拳突き10000発よりも、心を込めて丹念に撃ち込まれた10発の拳が勝ることは疑いようがない。工場機械がムキムキになったり、ある日突然速度や効率が上がったりはしないのだよ(何の話よ)


    実際に楽しくやれているから続けられている。ここまで続けられたのは、連載を開始してから1か月の時に「○○ウィーク」という技を編み出せたからだろう。これがなかったら、もうとっくに連載は終了したり、「Card of the 不定期」になっていた可能性は大いにある。

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    編み出したとか御大層に言っちゃってるが、MTG公式にてちょいちょいやっていた「Goblin Week」とかをそのままいただいただけの話である。1回目はなんとなく「墓地ウィーク」で初めて見た。しかも、ある日突然「○○ウィーク始まるよ~!今日の1枚はこれ!」とか言っても誰もついてこない可能性があった(というかそうとしか思えなかった)。なので、一週間分の6枚中4枚目の《再誕の宣言》にて「今週は墓地ウィークということにしてしまおう」などと書いてチキンなスタートを切ったのだ。しかしこれも、今になって見返すとかなり不自然というか、強引そのものである。そこは特有の、都合の良いことしか見えない性格で乗り切ったんだろうな。


    この頃は、僕がこれを書いていることを誰かに明かすことなどもなかった(と、記憶している。近しい人には言ってたっけ?)。そもそも、このコラムにアクセスしている人の数を知らなかった。いや、これはぶっちゃけてしまうと今でも知らない。サイト管理担当者に聞けばすぐに出てくるのだろうけど、なんとなく聞かなかった。例えばここで「5人」とか言われても、5人のために自分はどこまで労力を注ぐのか?という、最悪の思考に陥りそうだった。逆に何かの間違いで「2000人」と言われても、それはそれで畏まって自身の表現が死んだ、余所行きの文章になってしまいそうな気がしたのだ。それはさておき、当時は知人友人の間でも、誰がこのコラムを読んでどのように評価してくれているのかも知らなかった。ただ、マジック好きなヤツが読んだ時に「コイツわかってるやん」と思って貰える文章を書くことを目標にガムシャラに書いていた。



    ある時を境に、あれは僕が書いているということを公言するようになったのだが…一体どんなタイミングで、何を契機にそうしたのかは全く覚えていない。ただ友人たちからは良い反応を貰えて、あぁ書いてきて良かったなぁ…と初の達成感に包まれた時のことを覚えている。あれは、書き続けたから辿り着けたものである。そして、プロの物書きの大先輩たちは、僕のこのチッポケな喜びとは比べ物にならないそれを味わっている&そこに至る努力をしているのだということが初めて理解できた。そしてどうせやるならそんな境地にも辿り着いてやりたいなという、野望と呼ぶべきものが鎌首をもたげてきたのだった。

    というか、この連載を開始したころは「テーロス」はおろか「基本セット2014」すら発売されていなかったなんて。嘘でしょう(笑)初期の頃の文章なんて、読んでて恥ずかしくなってくることは確定しているので絶対に読み返さないが、カード名が並んでいるCard of the Day置き場を見て「書いたなぁ」なんて気持ちに浸ることは本当に稀に、《焦熱の計画》がフルバーストするぐらいの確立で…ってもうただ言いたいだけやん

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    そう、この言いたいだけっていうのが大事なんだと心底思っている。言いたがりだから、書ける。おとなしいと損することは山ほどある(うるさくて損することもまたしかりだが、今は見ない)

    中身が伴っていなくても、とりあえず書く。書いた自分は褒めるというか、認めてやる。書いたら、また次を書く。今後も、しばらくはそうやって行くんだろうなぁ




    2回目とかいるのこれ?


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