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どうも、
管理者のNDです。
11月07日は、
北海道佐呂間町竜巻災害から12年です。
この竜巻災害は、気象庁が記録した竜巻被害の中で最も死者を出したとされる
竜巻災害史上最悪の自然災害です。竜巻の規模は藤田スケールで
6段階のうち3番目にあたる、F3で最大で風速83m/sの猛烈な突風が吹き荒れました。
死者9人の内訳は、ほとんどが工事現場の人で、
新佐呂間トンネルの工事を請け負った事務所兼宿泊所が主に襲われました。
もちろんその地域を中心として住宅街も竜巻に襲われています。
今回は、
「竜巻の通過前後」をテーマにお伝えしていきます。
竜巻は多くの場合は単独で来ることがなく、複合した形での災害になりやすいです。
故に竜巻の通過後は、大気の極めて不安定な状態から生じた積乱雲で激しい落雷を伴う、
局地的ながらも短時間で猛烈な雨に見舞われるなど、
通過したからもう大丈夫と、そう簡単には言わせてくれません。
またひとたび竜巻に襲われて巻き上げられた地上のあらゆるものは数km、
酷ければ数十kmに及んで飛散することもあります。局地的被害のイメージが強いですが
規模が大きくなればなるほど、当然広範囲に被害を及ぼしますので油断はできません。
尚、佐呂間町ではこの竜巻が通過した直後に強い雨が降り出し、
その中で救助活動や行方不明者の捜索などが13時20分発生から22時の夜遅くまで続けられました。
竜巻に巻き込まれれば即死になるわけでもありませんが、もし巻き上げられるほど直撃してしまうと
その後すぐに救助されるとは限らないと思った方が良いです。重傷を負わない為にも
竜巻を目撃したら即時に命を守る行動をとってください。
屋内であれば過ぎ去るまでの間、窓には絶対に近づかないでください。
一見「見えなくなるからかえって怖い」と思いますが、
避難中の恐怖より巻き込まれた時の恐怖の方が遥かに上です。
見えない恐怖が微々たるものだと考えましょう。そもそも本当に竜巻が直撃し始めたら、
まず音と揺れが凄まじいものになりますから、その時点で竜巻の存在はおおよそ今すぐそこにいると
分かるはずです。遠くにあるうちに眺望することはただの野次馬なので、
命が惜しければ、Twitterに動画投稿して注目を企むような真似事はやめましょう。
竜巻は"コマのように動きが読めない"と言われます。
時速もはっきりせず、とどまっていたものが突然スピードを上げて移動してくることもあります。
向かってくるとわかった時は手遅れなんてことのないよう、
屋内では窓のない部屋でうずくまりましょう。
一方、屋外にいた場合はとにかく頑丈な建物の陰に隠れて身を低くして小さくします。
この際、屋内に入る必要は最悪なくても大丈夫です。コンクリートでできた鉄骨の建物の間に
逃げるほうが、飛来するものに当たってケガするリスクも抑えられます。
アメリカのような大型の竜巻が日本で起きる事例は極めて稀ですので、
中型の竜巻までならなんとかこれで耐え凌ぐこともできます。
尚、竜巻は一連の気象現象の最初の方、即ち先立って来ることが多いです。
先程竜巻通過後に大雨が来たと書きましたが、よくあるゲリラ豪雨の前に襲うことが多いです。
豪雨予報が出ている状態で既に明らかに"これは来るだろう"と思う状態になっていたら、
竜巻などの突風と雹に十分な警戒が必要です。
ちなみに、自分は竜巻にこそ遭遇はしませんでしたが、
"大気の状態が非常に不安定"な環境を経験し、同時に雹の降ったあの時をつい1年前、
板橋区の屋外で体験しています。
雹が降る直前は辺り一帯はまるでモノトーンな世界観。風は"生冷たく"、そして強い。
外は雷がにわかに多くなり、生き物として自然への恐怖感を目の当たりにした感じでした。
竜巻も同様の気象状態の中で起きる為、ゲリラ雷雨の前触れのような感覚がある場合は
竜巻発生の可能性を危惧しながら、警戒してください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
11月07日は、
北海道佐呂間町竜巻災害から12年です。
この竜巻災害は、気象庁が記録した竜巻被害の中で最も死者を出したとされる
竜巻災害史上最悪の自然災害です。竜巻の規模は藤田スケールで
6段階のうち3番目にあたる、F3で最大で風速83m/sの猛烈な突風が吹き荒れました。
死者9人の内訳は、ほとんどが工事現場の人で、
新佐呂間トンネルの工事を請け負った事務所兼宿泊所が主に襲われました。
もちろんその地域を中心として住宅街も竜巻に襲われています。
今回は、
「竜巻の通過前後」をテーマにお伝えしていきます。
竜巻は多くの場合は単独で来ることがなく、複合した形での災害になりやすいです。
故に竜巻の通過後は、大気の極めて不安定な状態から生じた積乱雲で激しい落雷を伴う、
局地的ながらも短時間で猛烈な雨に見舞われるなど、
通過したからもう大丈夫と、そう簡単には言わせてくれません。
またひとたび竜巻に襲われて巻き上げられた地上のあらゆるものは数km、
酷ければ数十kmに及んで飛散することもあります。局地的被害のイメージが強いですが
規模が大きくなればなるほど、当然広範囲に被害を及ぼしますので油断はできません。
尚、佐呂間町ではこの竜巻が通過した直後に強い雨が降り出し、
その中で救助活動や行方不明者の捜索などが13時20分発生から22時の夜遅くまで続けられました。
竜巻に巻き込まれれば即死になるわけでもありませんが、もし巻き上げられるほど直撃してしまうと
その後すぐに救助されるとは限らないと思った方が良いです。重傷を負わない為にも
竜巻を目撃したら即時に命を守る行動をとってください。
屋内であれば過ぎ去るまでの間、窓には絶対に近づかないでください。
一見「見えなくなるからかえって怖い」と思いますが、
避難中の恐怖より巻き込まれた時の恐怖の方が遥かに上です。
見えない恐怖が微々たるものだと考えましょう。そもそも本当に竜巻が直撃し始めたら、
まず音と揺れが凄まじいものになりますから、その時点で竜巻の存在はおおよそ今すぐそこにいると
分かるはずです。遠くにあるうちに眺望することはただの野次馬なので、
命が惜しければ、Twitterに動画投稿して注目を企むような真似事はやめましょう。
竜巻は"コマのように動きが読めない"と言われます。
時速もはっきりせず、とどまっていたものが突然スピードを上げて移動してくることもあります。
向かってくるとわかった時は手遅れなんてことのないよう、
屋内では窓のない部屋でうずくまりましょう。
一方、屋外にいた場合はとにかく頑丈な建物の陰に隠れて身を低くして小さくします。
この際、屋内に入る必要は最悪なくても大丈夫です。コンクリートでできた鉄骨の建物の間に
逃げるほうが、飛来するものに当たってケガするリスクも抑えられます。
アメリカのような大型の竜巻が日本で起きる事例は極めて稀ですので、
中型の竜巻までならなんとかこれで耐え凌ぐこともできます。
尚、竜巻は一連の気象現象の最初の方、即ち先立って来ることが多いです。
先程竜巻通過後に大雨が来たと書きましたが、よくあるゲリラ豪雨の前に襲うことが多いです。
豪雨予報が出ている状態で既に明らかに"これは来るだろう"と思う状態になっていたら、
竜巻などの突風と雹に十分な警戒が必要です。
ちなみに、自分は竜巻にこそ遭遇はしませんでしたが、
"大気の状態が非常に不安定"な環境を経験し、同時に雹の降ったあの時をつい1年前、
板橋区の屋外で体験しています。
雹が降る直前は辺り一帯はまるでモノトーンな世界観。風は"生冷たく"、そして強い。
外は雷がにわかに多くなり、生き物として自然への恐怖感を目の当たりにした感じでした。
竜巻も同様の気象状態の中で起きる為、ゲリラ雷雨の前触れのような感覚がある場合は
竜巻発生の可能性を危惧しながら、警戒してください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。