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どうも、
管理者のNDです。
12月01日は、
大正函館大火(1914年)から104年です。
こたつから出火した火災が瞬く間に広がり、函館市内で大火事となりました。
原因は北西の強風による延焼力の強さにありました。当時は12~15m/sという風が吹き荒れており、
この火災は市内で大正時代で5番目に最悪な大火として後世に記録が残っています。
今回は、
「風の強い冬の沿岸部は火の用心」をテーマにお伝えしていきます。
丁度先日函館市内に自分が行ったので、
函館でたびたび起きる大火は非常にうなずけるものがあります。
冬になると、ひっきりなしに吹き荒れる港の強風は昼も夜も強く、同時に冷たく乾いた風を
町に吹き荒らさせます。立待岬ではもはやその海風に終焉を感じさせることはなく、
風が止まらないのです。
また、自分は愛媛の沿岸部にも住んだ経験がありますが、やっぱり冬は
海沿いはどこもかしくも強風です。自転車で前に進めないことだってあります。
それぐらいの風が住宅街にも防風林がある程度守ってくれる場所は良しとしても、
中々そう簡単には冬の風を弱めることはできません。
そのような気候は日本だからこそ起きるのですが、その冬は風の強い日本である以上、
火の取り扱いは気を付けなければなりません。尚、火事が起きると更に熱による
風の通り道を作ることがあります。関東大震災でもあったのですが、
火災旋風は熱による風の発生が更なる強風を生み出したともいわれています。
また、風が強くなると火の粉も巻き散りやすくなります。
自分が注意しなければならないのはもちろんですが、近隣で火事が起きていたら、
すぐに燃えやすいものを中に入れるなどして、延焼を少しでも防ぐ努力が必要です。
しかし、すぐ隣で風向きがこちら側であった場合は、迷わず逃げてください。
すぐにでも火の手が迫っているようなものです。なりふり構わず自分の命最優先です。
また、大地震発生時も同様の状態がしかも複数で発生しうることがあります。
強風の状況によっては川を飛び越えて火の手が回ることもあるほどです。
まず大地震が起きたら、津波などの心配がない地域でかつ火災のハザードマップなどで
心配される住宅密集地であれば、すぐに周囲の様子を確認することです。
ただし数分では火災が発生していてもまだ小規模なことが多いので、
目で見えるほどの大きな火事にはなっていないことも多いです。
最初に確認するのは、風の強さです。周囲の地鳴りに交じって空から音が聞こえて
体感も少し強いと思えるほどの風であった場合は、火の手が上がった際には警戒です。
自分が動ける状態なら、真っ先に火の手が上がっていないかを
積極的に近隣の人に呼び掛けられると、尚良いかもしれません。
一応、今日本の都市ガスなどをはじめとするものは、
震度5弱以上で自動停止するようにはできています。その後は手動でボタンを押して3分後に
復旧させない限りは、基本的に供給は停止したままになります。
しかし、火の手が上がるのはガスだけではありません。
停電復旧後の通電火災も阪神淡路大震災では大きな教訓となっているように、
様々な形で火の手が上がることが想定されます。
家具がコードを押しつぶした状態になっているのは危険ですし、
コンセントの近くが地震で埃を大きくかぶっていても火花で燃える原因にもなります。
また、家の電灯などに衣服が着いたりすれば熱を生じて発火する危険性もなくはありません。
天井が少し崩れて照明器具が家具に乗り上げた形で―― ということもないとは言えません。
様々な状態から火事は発生するので、確実な安全を確保したい場合はまずブレーカーを落としておき
できるだけ誰かに二重確認をしてもらいながら、見落としを減らすと良いと思います。
近頃では、スマホやモバイルバッテリーのパック膨張で―― なんてケースもあるぐらいですから、
充電したままのスマートフォンさえも油断ができません。
流石に心配症の領域ではありますが、100%の安全を図るならこれから冬の時期で
気候は火事を起こしやすい環境になります。自分だけでなく近隣住民を守るためにも、
これからの時期は、火事に対しての関心を高めていくようにしてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
12月01日は、
大正函館大火(1914年)から104年です。
こたつから出火した火災が瞬く間に広がり、函館市内で大火事となりました。
原因は北西の強風による延焼力の強さにありました。当時は12~15m/sという風が吹き荒れており、
この火災は市内で大正時代で5番目に最悪な大火として後世に記録が残っています。
今回は、
「風の強い冬の沿岸部は火の用心」をテーマにお伝えしていきます。
丁度先日函館市内に自分が行ったので、
函館でたびたび起きる大火は非常にうなずけるものがあります。
冬になると、ひっきりなしに吹き荒れる港の強風は昼も夜も強く、同時に冷たく乾いた風を
町に吹き荒らさせます。立待岬ではもはやその海風に終焉を感じさせることはなく、
風が止まらないのです。
また、自分は愛媛の沿岸部にも住んだ経験がありますが、やっぱり冬は
海沿いはどこもかしくも強風です。自転車で前に進めないことだってあります。
それぐらいの風が住宅街にも防風林がある程度守ってくれる場所は良しとしても、
中々そう簡単には冬の風を弱めることはできません。
そのような気候は日本だからこそ起きるのですが、その冬は風の強い日本である以上、
火の取り扱いは気を付けなければなりません。尚、火事が起きると更に熱による
風の通り道を作ることがあります。関東大震災でもあったのですが、
火災旋風は熱による風の発生が更なる強風を生み出したともいわれています。
また、風が強くなると火の粉も巻き散りやすくなります。
自分が注意しなければならないのはもちろんですが、近隣で火事が起きていたら、
すぐに燃えやすいものを中に入れるなどして、延焼を少しでも防ぐ努力が必要です。
しかし、すぐ隣で風向きがこちら側であった場合は、迷わず逃げてください。
すぐにでも火の手が迫っているようなものです。なりふり構わず自分の命最優先です。
また、大地震発生時も同様の状態がしかも複数で発生しうることがあります。
強風の状況によっては川を飛び越えて火の手が回ることもあるほどです。
まず大地震が起きたら、津波などの心配がない地域でかつ火災のハザードマップなどで
心配される住宅密集地であれば、すぐに周囲の様子を確認することです。
ただし数分では火災が発生していてもまだ小規模なことが多いので、
目で見えるほどの大きな火事にはなっていないことも多いです。
最初に確認するのは、風の強さです。周囲の地鳴りに交じって空から音が聞こえて
体感も少し強いと思えるほどの風であった場合は、火の手が上がった際には警戒です。
自分が動ける状態なら、真っ先に火の手が上がっていないかを
積極的に近隣の人に呼び掛けられると、尚良いかもしれません。
一応、今日本の都市ガスなどをはじめとするものは、
震度5弱以上で自動停止するようにはできています。その後は手動でボタンを押して3分後に
復旧させない限りは、基本的に供給は停止したままになります。
しかし、火の手が上がるのはガスだけではありません。
停電復旧後の通電火災も阪神淡路大震災では大きな教訓となっているように、
様々な形で火の手が上がることが想定されます。
家具がコードを押しつぶした状態になっているのは危険ですし、
コンセントの近くが地震で埃を大きくかぶっていても火花で燃える原因にもなります。
また、家の電灯などに衣服が着いたりすれば熱を生じて発火する危険性もなくはありません。
天井が少し崩れて照明器具が家具に乗り上げた形で―― ということもないとは言えません。
様々な状態から火事は発生するので、確実な安全を確保したい場合はまずブレーカーを落としておき
できるだけ誰かに二重確認をしてもらいながら、見落としを減らすと良いと思います。
近頃では、スマホやモバイルバッテリーのパック膨張で―― なんてケースもあるぐらいですから、
充電したままのスマートフォンさえも油断ができません。
流石に心配症の領域ではありますが、100%の安全を図るならこれから冬の時期で
気候は火事を起こしやすい環境になります。自分だけでなく近隣住民を守るためにも、
これからの時期は、火事に対しての関心を高めていくようにしてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。