どうも、
管理者のNDです。

3月19日は、
伯耆美作正徳地震(1711)から408年です。

有史以来、岡山県を震源とする顕著な地震で唯一記録に残る大地震です。
とはいえど、M6.3で死者も4人とそこまで大きな震災というわけでもないのですが、
昭和の鳥取地震とメカニズムは似ている地震と言えます。

岡山県では、M6以上を記録した地震はこれ以外に存在していません。
また岡山県と言っても、ほとんど鳥取県側の地震でもありますから、
南部の方では、そこまで被害はありませんでした。
しかし、美作(ミマサカ・岡山県北部)や伯耆(ホウキ・鳥取県の旧国名)に当たる地域は、
全体で家屋倒壊が480棟にのぼるなど、当然ですが決して侮ることはできない
中大被害となりました。

ちなみに、鳥取県ではこの1年前に更に伯耆因幡宝永地震という、M6.5の一回り大きな地震で
こちらは死者は75人、家屋倒壊が1092棟に上るより大きな被害が起きたばかりの地震で
立て続けにこの震災が襲ってきた形となります。

今回は、
「グリッドロック現象」をテーマにお伝えします。

首都圏や都市圏で災害時に発生する厄介な現象が存在します。
今回はその一つであるグリッドロック現象を紹介します。

この現象は簡単に言うと、想定容量を超える自動車が殺到して交差点等で渋滞が発生してしまい、
それに準じて四方に延びた渋滞が別の交差点を次々妨げられることで渋滞が連鎖する現象です。

この現象は、特に地震発生直後から兆候が見え始めて、1時間も経つとあっという間に
現象通り、大渋滞を呼び寄せてしまいます。実際に東日本大震災では顕著にこの現象が
現れました。この現象が起きると、緊急車両も通れなくなるので非常に危険です。
大地震が発生するとたちまちのうちに動けなくなっていきますが、
首都圏以外でもモータリゼーション化している場所は、都市部・市街地というだけで
大渋滞が発生してしまうことがあります。雨の日などで普段より交通量が多くなると
毎朝、もしくは夕方でしょっちゅう渋滞する―― という場所があったら、その場所は
十分な注意が必要です。
また、高架や高速道路が多い場所では真っ先に通行止めになりやすい為に、
すぐ下の一般道路が影響受けるなど、通常とは違った形で災害時は渋滞が発生することも
懸念もしなくてはなりません。
車をよく使う人は、このような点に注意し、災害時はできるだけ自分から不要不急の
車での移動は避けることをお薦めします。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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