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【自然災害メモリアル】第356回:新潟県中越地震(2005)の日 [防災]地震(余震)活動の終焉を気にするべきではない
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【自然災害メモリアル】第356回:新潟県中越地震(2005)の日 [防災]地震(余震)活動の終焉を気にするべきではない

2019-08-21 23:59

    どうも、
    管理者のNDです。
    またしても、投稿が相当遅れてしまいました・・・本当に申し訳ありません。
    そしてもう一つ大きなお詫びがありまして、
    ブロマガの回数が2ヶ月前から1つずつずれてしまっていたことに今になって気づきました。
    その為、今日が356回目になります。 前日まで+1をし続けて下さい。
    こちらも重ねてお詫び申し上げます。

    08月21日は、
    新潟県中越地震(2005)から14年です。

    この地震は、2004年に起きた新潟県中越地震の一連の地震活動でしたが、
    10ヶ月経っても、最大震度5強を観測する地震に見舞われ、
    規模もM5.0と決して小さくはないものでした。
    この地震で、2人が負傷しています。

    元々地震活動が少ない時はこの規模になることさえ珍しい新潟県ですが、
    この中越地震を経験してから、頻繁に震度5弱以上の地震を観測し、震度3以上の地震は
    1年近く経つまでは、ことあるごとにNHKや民放に「震度3の地震がありました」と、
    テロップの邪魔が続くなどしたのは、割とまだビデオとDVDが共存してた時代でもあり、
    嫌でも新潟は地震が多いイメージが定着した人も少なくなかったと思います。


    今回は、
    「地震(余震)活動の終焉を気にするべきではない」をテーマにお伝えします。

    直下型地震を中心に一たび大地震が起きると、すぐに収束はいつぐらいになるのかという
    話題が出ることがありますが、しっかりした計算式は存在します。
    一応、計算式というよりは余震の頻度は反比例式に少なくなっていく形になっています。

    不思議なことにおおよそ日付がy、地震回数がxという形の反比例式になります。
    つまり、地震から2日目に余震は半分、10日目になれば10分の1ぐらいになるということです。

    尚、「余震いつまでも続くなぁ」と思う感覚はこの反比例式がからくりでもあって、
    例えば熊本地震のように1日目の24時間で起きた地震回数が非常に多ければ、
    それだけ回数も少なくなりにくくなっていきます。

    つまり、1週間で一気に収まっては行く方ですが、この7分の1の値が例えば20回ぐらいだとすれば
    2週間経ってやっと2分の1の平均10回になり、4週間経って平均5回になります。
    つまり、1ヶ月は毎日5回程度の地震が続く―― ということになります。
    もちろんその後は、2ヶ月経つまで2~3回は、
    4ヶ月経っても1~2回は毎日地震があるぐらいの頻度ということになります。
    余震がいつまでも続くように感じるのはこのためでもあります。
    気象庁にもこの印象の解説がホームページに存在します。

    地震活動が終焉するまで、その地震を気にしている間に天変地異は次の震災がやってきてしまうのも
    また日本の地震活動の多さを際立たせます。震度1~3の地震が続くことをいつまでも
    気にしていてはキリがありません。

    また、いつまでも地震が続くことは上述の通り、からくりもありますから
    完全に0になることは非常に長い道のりになります。むしろ終焉は地震活動がある程度おさまって
    人々が忘れた頃が本当の終息と言えるでしょう。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は長野県で発生した、遠山地震(1718)を紹介します。

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