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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>25

 面白みというか、感動的です。岩井俊二さんは曲球で難しいけど売れるという、結構な才能ですが、「フライドドラゴンフィッシュ」だけは直球で、べネックスの「ディーヴァ」を元ネタに感動的な作品を出したんですよね。「貧富の格差」と「情報の非共有性」は進むと思いますよ。僕は賛成です。というか、そうなるようにみんなでしちゃったんですよ。貧富の格差がない、情報は共有できる社会を作ろうとしすぎることで。

 「夢みる機械」は、オリジナル、つまり諸星大二郎さんの漫画のタイトルです。「戒厳令下の新宿」に出てくる、「新宿の目」を通路に、マトリックスみたいに、アバターの元の人々が仮想現実社会で暮らしてるゾーンにつながっているんですね。平沢進さんのことは、不勉強ながらP-MODELの事しか知りません。
No.31
53ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 誕生日がめでたいなんて、もう10年前から消えた感覚ですが笑、今年ばかりは感慨深いですね~。先ほど57になりましたが、岩井俊二監督、松重豊さん、キム兄、京極夏彦先生、リリーフランキーさん、宮根誠司さん、ダウンタウンのお2人、いっこく堂さん、 KONISHIKI さん、モーリー(ロバートソン)、等々、この年、ないしこの年周辺生まれの現状での特徴は「もう終わった感のある人も、バリバリ現役感の人もいる」という混在だと思います。    「オワコン」なんて死語も死語ですが、「よし、慎重派みたいに<年内無理>とは言わないけど、しばらくは自粛生活のリモートマーケットだな」と思って、思いっきりリニューアル&コンテンツましましにした途端に、世の中がほぼほぼ元に戻り、既にブルーノートのチケットが売り出されているという、初めてかもしれない、世間に遅れをとった菊地ですけれども笑、これでしばし、世の中は、消費活動というより、社会享楽活動に対するスタンスが二分されると思います。ただ、ブルーノートは「ハイブリット公演」とか言っちゃって笑、ブルーノートらしい、オトナな態度だな~と思うばかりですが、ひょっとしたら、こんな変わった公演は最初で最後かも知れないので、物は試しで、御ヒマな方、ぜひお越しください。内容は、極めて簡略化していえば、「今週の1曲」プラスαですが。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。