菊地成孔さん のコメント
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ディナー時間の生活支配力はただならぬ物があり、生活時間が一向に夜型に戻らない。「大恐慌のラジオデイズ」の収録だけが0時からでないと気が乗らないので、0時から早朝にかけてやっているが、コレもその内21時ぐらいから始めるような気がする。
ここ最近はメールボックスに届くファンメールが増えている。2000年代のファンメールを数えてみたら、年間3通とかいう年さえあり、それはこのブロマガを始めても変わらなかったのだが、「拾った CD をかけっぱなしにして質問に答える」の影響もあってか、今年に入ってから急増している。
そのほとんどが長文である。人々は長文に飢えているのだろうか。そしてその多くが、ライブの感想とかではなく、人生相談に近い。時代の推移を感じる。「スペインの宇宙食」を出したばかりの頃(もうそろそろ刊行20周年である)は、長文しか来なかった。過日「10年ひと昔」という言葉があったが、やはりコロナ禍の影響か、「ひと昔」は20年になったのだろうか。
追記ですが、僕が乱行的、混血的、包括的な創作者だとして、フロイドの作法に則るならば、僕がそうした状態にトラウマがあるから。ということになります。僕は、幼稚園、小学校、中学校、高校(実質上、卒業していませんが笑)、メーザーハウス(専門学校)、職場、と、全ての場で、共学だったこと、さらに言えば、「家庭」という原初の場が、「家族と客」という一種の混血状態である「場」だったから。と自己分析していますが、全ての自己分析は分析家からの分析よりも劣らざるを得ないことはいうまでもありません。
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