菊地成孔さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
しばらくライブがないのだが、ペン大、美學校、各々の新学期が5月スタートになったので、それの準備をする。ペン大内での大学院修士課程から博士課程に進む生徒さんの進路指導、美學校からペン大に編入される生徒さんへの編入の案内などを書くだけでかなりの時間がかかる。要綱の下書きがないし、どのクラスがどういう内容で、どういう状況にあるか、対象者の立場別に、5種類書かないといけない。さっき全部書き終えた。昨年の倍ほどの生徒数を、5月から相手にしないといけない。非常にワクワクしている。
話は変わるが、ジャズオリエンテッドな「菊地成孔クインテット」と、ポップスオリエンテッドな「菊地成孔ソロ」の準備にも入った。どちらもバンドとして、すべて生演奏で行うことを最低条件としている(5月の晴れ豆、菊地クインテットでも、「キスのやり方」「インベーダーゲーム」等々、ポップな曲もやりますが)。
ソロの方のプレー
少なくともライブ運に関しては引きが強いと思っています。しばらく3時間ライブというものは観客を入れてはできないでしょう。無観客配信とか、チャージは投げ銭で、といった方法を一切採らなかった、というカードの切り方も引きに反映していると思われます。僕は後年「コロナの頃、無観客って一回もやらなかったよ」と言いたいわけですね笑。
ボックスセットは、最新のメンバーによる唯一の録音物になるので(特に凄いのが解散ライブの東京ですけど笑)、是非お買い上げください笑。
コロナ禍に「意外性が無さすぎる」と判ずるのも賭博の場の読みで、僕はイカサマは常に行われていると思っており、あとはイカサマが成立するかどうかだと思っています。どのぐらいのイカサマが成立するかの取れ高はまだ読めませんが。
坂本さんは、どんどんクラシック寄りにルーツバックして行きましたが、YMO時代の特にソロワークが「クラシックとポップスの垣根の溶かし方」として、一番美しく強かったと思います。それは作、編曲の技法に帰するもので、市場価値とは(原理的には)無関係です。ちゃんと説明するにはちょっと時間がかかってしまいますが。
Post