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ピヨスさん のコメント

 菊地さんライヴお疲れ様です。5月の最初の日程の段階ではチケット押さえてたんですが、今回「ワクチン接種日前後と被った」という、いかにも現代的な理由で行けず残念です。元々「菊地ソロ」が近年のご活動の中で個人的に一番私の趣味にフィットするものだったので(もちろん他の活動もすべて好きですけど、新曲を聴きたい指向が強めなので)、次こそ逃さないようにします。

>>20で「僕のファンの皆さんは、僕がレイシストだとか、発達障害差別者だとか、無茶苦茶な吊られ方をしても「アホか」という反応で何も反駁されない方か、「ショックだった、、、、そんな人だったなんて」という方かに分かれ(ファンでない、アンチですらない人々はご存知の通りですが笑)、こんな切々としたものが現れないからです」とおっしゃっていますが、私があの時「ツイッターに反論書こうかと思ったら膨大な下書きになってしまったけど結局投稿はやめた」者であるのは以前書いた通りでして(※1)。
 表出されないだけで、熱心なファンは他にも全然いっぱいおられると察しています。その意味で、小山田さんを羨ましく思うこと、ないかもです(笑)。
 あの件で私が本当に気にしていたのは、風評被害で菊地さんへの原稿依頼が減ると、当然稼ぎも減ってレストラン行けなくなって菊地さんの美食談義が読めなくなるじゃんそんなのヤだ、ということですね(そこかよ)。>>19によるとお仕事はむしろ増えているとのことで何よりです。じゃんじゃん召し上がってください(笑)。

 それより今回ホントに書きたいのは『愛車遍歴』の件でして(笑)、田村亮良かったですよね。同じテイストだと、ケミストリーの川畑が出た時も近所のクルマバカ感丸出しで最高でしたけどご覧になられました? とか、しょっちゅう出てたアンディがTBSラジオでほぼ同主旨の『愛車のこだわり』って番組を始めてて、それに出た時の田村も良かったですよ、TBSラジオなんでそのうち菊地さん呼ばれるんじゃないですか、とか。これ止まんないですね(笑)。
 にしても、三月のペペの時、アンコールのMCで菊地さんが「旧車」っておっしゃられて、「え、このワードいつからそんなにメジャーになったの?」と驚いていたら、そうじゃなくて菊地さんもこっちの世界に来られてたってことですね。ようこそ、なんつってるうちに、下戸だったはずの菊地さんが急にワインの達人になられた時のことを想起せずにはいられません。あの時の「あっという間に抜かれた感」ったらなかったっス(苦笑)。いやホント、クルマのことでもいっぱいステキなコラム書いて欲しいです。

 『愛車遍歴』はホントのその人のクルマ愛を忠実に反映するので、愛のない人が出るとすぐ判っちゃうんですね、残酷なくらい。過去二名ほどいましたが(菊地さんが当ててくれたら凄いな。ヒントにならないかもですが、高いの乗ってるのだけが取り柄みたいなゲストでした)。その意味でタイトルにホント偽りなしなんですが、愛と言うと、小山田さんのことにも触れざるを……。
 ここで、名乗るほどの社会的プライオリティのある者でもないし、これってスピークイージーだよね。という認識なのでこれまで特に名乗りませんでしたが、どうも菊地さん、ペン大でも生徒としてお世話になった佐藤です。もし名乗らなかったことが失礼に当たるようでしたら心よりお詫び致します。過去には小沢さんやフリッパーズに関する出版物にもかかわっている者なので、愛がないと言えば嘘になるけど、正直、あの件はどうでも良くて気にしていませんでした(音楽及び作品世界とは直接関係ないと思っているので)。今回、北尾さんのブログを読んで新たに思ったこともありますが、まあこれは各論ですね(※2)。
 私が気になるのは、その「スターリニスト」というのは現場にまで来るのか、ってことです。基本、音に1ミリも興味ない、ネットの手すさびだけのひとたちですよね。小山田さんもメタファイヴも今年のフジロックに出ることになってますけど、そんなひとたちが苗場まで電車代とチケット代を何万も使って嫌がらせだけのために来る、ってのは現実味がないように思えて仕方ない。もし予定通りに現場が成立した際、(1)ボブ・ディラン30周年ライヴの時のシネイド・オコーナーのステージみたくなるのか、(2)イーグルス・オブ・デス・メタルやアリアナちゃんみたいなことが起きるのか。私は、少なくとも(1)は絶対有り得ないと思っていますが、(2)だと「ひとりでもいたらダメ」事項なので、その可能性のあるアーティストに小山田が該当するとなると、やっぱり現場が成立しなくなるのかなあ、って悩んだりしますね。どう思われますか。

 あとオリンピックですが、私は出来合いのリベラリストなので、菊地さんが「オリンピックに反対するならすべてボイコットすべし」というのはなるほど正論と思い、とりあえず開会式も競技も一切見ていません。で、いざ実践してみると、人と世間話もできなくて、リベラリストを貫くのはつまんないもんですな(苦笑)。でもまあ「大人の嗜み」ってことで言うと、夏の痩せ我慢も一種の「大人の嗜み」かも、菊地さんがスマートフォンをお持ちにならないで過ごされるお気持ちを追体験するつもりで、と自分で自分を納得させています(違うか)。では。

(※1)あの時やめたのは、先方が当時、ご自身の関わる雑誌のトラブルで炎上していたことが大きいです。私が何か言うとしたら、「もっと正々堂々とやって下さいよ、レッテル貼りばかりでさ。第三世界への搾取を続けて来たアメリカ、っていうテーマには全然答えてないじゃん、例えばエマニュエル・トッドとかと話しろってなった時も『キューちゃん』とかレッテル貼ってそれて済むとか思ってんのか」くらいの話でして、まあ、もしそれ言っててもブロックされて終わりなんでしょうけど(失笑)。ただ、正々堂々と向き合え、って言ってる者が、相手が苦境の時に何か攻撃的対応をするのは「川に落ちた犬叩き」のようで整合性を欠くので、やめました。
>>52で書かれていることと通じると思うのですが、保安官さんの件で思うのは、「ちょっと英語圏文化を外れた話すると途端に通じないんだな」ってこと。東大掲示板の時にラジオ番組のタイトルが『ザ・ユニヴァース』だけどジじゃないのか、って話が発端でハレーションになったと記憶してますけど、それも英語をカタカナにする時の作法にまつわる部分が大きいお話ですよね。仏語だとどうするとかポル語の場合は、なんて考えもせずにVならヴ、ってとこで止まってる。保安官さんも、世界はアメリカと日本しかないとお思いなんじゃないか、としか思えないフシがすごく強くて、その意味で、あの時菊地さんが私に下さった、ツイッターの世界は貧しい、という主旨のお言葉は腹に落ちました。

(※2)私の体験では、健常者が障碍者と直接接する機会は近年になるほど少なくなっていると感じています(私の接している世界が狭いだけかも知れないのですが)。接触機会が多く、それも十代の頃であったならコミュニケーションも直接的だから、いじめや暴力への接触回数も増える。その状況を正直に話した小山田さんが、まあ言ったらザコキャラのような立場の人なのにいじめ暴力の親分のように叩かれるのはちょっと違うかなあ。それは『汝らのうち、罪なき者まず石をなげうて』じゃないの? とは今回すごく思いましたが、まあ先にも書いた通りメインテーマとは違うので、自分のブログとかでやってろってお話ですね。
No.58
40ヶ月前
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 真夏が来た。 NHK が「いだてん」を集中放送している。とても良い。残念なのは、オリンピック直前の集中放送だという点である。僕は、メディアで言っても言っても全然使って貰えなかったので、仕方なくここに書くが、今年の大河は「いだてん」の再放送が一番良いと思っていたし、もし大河枠の再放送が無理だったら、3ヶ月ぐらいかけて全話を集中再放送するのが良いと思っていた。    有名なリーフェンシュタールの「民族の祭典」のを引き合いに出すつもりはないが、国民に政治的な偏向を与えたかったら娯楽が一番だ。ゲッペルスのいうとおり。「いだてん」は本放送当時、国民が落ち着いてゆったり鑑賞できる状態ではなかったし、今となっては振り返る(想起)するのにも鬱陶しい何かがへばりついてしまっているが、近代日本史の勉強になるし、歌舞伎俳優がテレビに出た時のスキルと演技プランが同じすぎて(大人計画も、ちょっとそう)、画面中の演技群
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