菊地成孔さん のコメント
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驚くべきことに、3月も終わってしまった。「ラディカルな意志のスタイルズ」のリハーサル(準備の方が手間がかかる)、オーニソロジーの新作、 QN / K の新作、割り込みで入ってきた映画音楽、この日記、3つの連載、大恐慌へのラジオデイズ、そのほかのコンテンツ、新音楽制作工房の運営、ペン大、美學校、「 i 」が壊れたまま、これらが並行して走っている。今、文末の「走っている」が、「走ってる」になっていて、ポエムみたいになったので、慌てて「い」を差し込んだところだ。
あからさまに分かる誤変換よりも、こちらの方が厄介だ。「知っている」と書いて「知ってる」と出力する。文字を落としても言葉は通じる。コスパ的にもノリ的にも、1文字でも略したい、例えば Twitter などは、これを意図的に取り入れているはずだ。当然「取り入れているはずだ」は「取入れてる筈」になる。歌の歌詞のように見える。あとひと押しで、「取入れ
パゴージさんは、「ハミルトン」ご存知ですか?僕の映画評の連載の「インザハイツ」の批評に詳しいんですが、アメリカではちょっとした社会現象になったミュージカルです。アメリカ建国時の大騒ぎを、全員黒人キャストにして、ラップバトルにしたミュージカルで、何度か映画化が企画されたは頓挫し、「舞台中継版」の「映画」だけが残っていますが。
「ハッピーアワー」も、昔僕、批評書いて、滝口監督の研究者に取り上げられたりしたんで、ひょっとしたらご本人も読んでいるかもしれませんが、「素人を主人公」とうより、素人しか出てこないですね。あれは傑作だと思います。滝口監督のプロ劇場映画大一昨「寝ても覚めても」は、吹っ切れてなくてダメでしたが、蓮実先生がマイダスタッチして「ドライヴマイカー」はうまく行った作品ですよね。僕は、村上春樹の小説は、人々が傷を負いすぎてるし、人が死にすぎるんで笑、そんなに好きじゃないですけど、映画は「死」が文学より軽い分、すんなり見れました。英子ちゃんの音楽は良かったですね〜。
戦争については僕も語っちゃってますけど笑、音楽のがいっぱいやってますね。
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