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<菊地成孔の日記2022年4月1日 / 午後1時記す>
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<菊地成孔の日記2022年4月1日 / 午後1時記す>

2022-04-01 17:00
  • 29

 驚くべきことに、3月も終わってしまった。「ラディカルな意志のスタイルズ」のリハーサル(準備の方が手間がかかる)、オーニソロジーの新作、QN / Kの新作、割り込みで入ってきた映画音楽、この日記、3つの連載、大恐慌へのラジオデイズ、そのほかのコンテンツ、新音楽制作工房の運営、ペン大、美學校、「i」が壊れたまま、これらが並行して走っている。今、文末の「走っている」が、「走ってる」になっていて、ポエムみたいになったので、慌てて「い」を差し込んだところだ。

 

 あからさまに分かる誤変換よりも、こちらの方が厄介だ。「知っている」と書いて「知ってる」と出力する。文字を落としても言葉は通じる。コスパ的にもノリ的にも、1文字でも略したい、例えばTwitterなどは、これを意図的に取り入れているはずだ。当然「取り入れているはずだ」は「取入れてる筈」になる。歌の歌詞のように見える。あとひと押しで、「取入れ

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他19件のコメントを表示

連続で申し訳ないです。どうでもいい報告ですが、ニホン、ありました。
新元素、ニホニウム笑。

No.22 24ヶ月前

>>11
藤田まことは、必殺仕事人のイメージしか無かったので、藤田まことと野川由美子の関西弁の掛け合いで涙出るほど笑ったの思い出しました。

最後のワルツ調の曲は、坂本九の「九ちゃんのズンタタッタ」です。「駅前団地」の冒頭より拝借しました笑
これと並んで好きな「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」内の寅さんの歌う「憧れのハワイ航路」、どちらも颯爽と自転車に乗って良い調子で歌ってます笑

僕も真似から入って自転車に乗って、「九ちゃんのズンタタッタ」と「憧れのハワイ航路」の一節をよく口ずさむんですが、そこになんとなくぺぺの「戦前と戦後」(曲の方)も出てきます。
さっき思い立ってもう一回アルバム「戦前と戦後」全曲を聴き直し聴き終えました。空腹になって一気にバクバクっと食事をした感覚です。(全部を食い尽くしたという意味ではないです)
「駅前シリーズ全話」と「貸間あり」を観て吸収したせいか、アルバム「戦前と戦後」全曲の沁み入り方も変わってました。(自然に変わっていたので驚きです。)
感覚が先走って上手く書けないですが、リズムやメロが以前よりスムーズに入ってくるようになった(モダンポリとゼロ文のおかげです)のに加えて、「日本の音楽としての部分」(ここが伝えずらいです)が凄く沁み入りました。年齢を重ねて音楽が良くなるのと似たような感覚の変化ですが、ちょっと違います。
とても気持ちがリラックスしています。まだまだ沁み入り方は変わると思います。

No.24 24ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>24

 仕掛人の早乙女主水は藤田まことのフーテンの寅ですが、関東弁ですよね。最初期の主水と最終期の主水では江戸弁のスムースさが全然違います。

 坂本九のアレか〜笑、僕は「ズンタタッタ」ではなく「ズンズタッタ」だと記憶してたんで、たどり着けませんでした笑。「戦前と戦後」は、単純な話「戦前歌謡」を初めて取り入れたぺぺのアルバムです。リラックスして頂けたのはとても嬉しいですね笑。

No.25 24ヶ月前

【レコーディングと人間ドックが連日だったこと、事もあろうに、ドックから出た瞬間、足首を捻って靭帯損傷したことにより笑】

その後、ドキュメンタリーな落語のようなライオデイズを聴いてて、つくづく粋な息、現実を呼吸するサックスplay、テクノロジーも病院界隈の人々もラジカルな意志のスタイル図、ストリートはヒップでホップで天を仰ぐ油断に目眩から捻って損傷、歌舞いて傾いて、ツイスト&シェイク、、、故に確かに、ミニマリズム『花と水』で瞑想気分、ドックって、船の病院ですよね〜、後悔ばかりで航海中、波に揺られて三半規管、リズムとチューニングに構造と力、大恐慌ラジオも二、三回聴くと懐かしさを感じて、その先を暗譜して聴いてるとドライブマイカーの本読みシーンな気分、軽い中毒症状ですかね〜、、、

No.27 24ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>27

 爺があし引きずって仕事してるんでみっともなくてしょうがないですよ笑。最近「だんだんこうちゃんが好きになってきました」というメールが何通か来ましたけど笑、全部僕のおかげなんで笑、感謝するなら僕にしてください笑。

No.28 24ヶ月前

菊地さん、こんばんは。

僕の住む長崎市では、被爆地であるためか、プーチンの核使用をほのめかす発言に、早くから多くの抗議の声が上がっていました。もう21世紀だというのに、一瞬で核戦争の悪夢を見せられ、茫然としました。

ブログからは外れますが、漫画ゴラクという雑誌の「リバースエッジ 大川端探偵社」に、スペインの宇宙食で書かれていた、菊地さんが子供の頃に見たやくざと漁師の喧嘩のエピソードが使われていました。夜電波のことも出ていて、「あれは名番組だった」とキャラクターに言わせてました。シンクロニシティはある、と思いました。

 

No.31 24ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>31

 痛風24時さん、こんばんは。

 限定核であれ、プーチンは使いません。とうか、使えません。正恩にも無理でしょう。

 「なので、安心してください」と言っているわけではありません。これからもほのめかす国家元首は出てくるかも知れません。しかし、第一には、「世界の平和と核廃絶」というコンセプトを人類はどうやら実現できないこと(核兵器の利用が、相互抑止力によって抑止されているので、「使えない」だけです)、第二には「核兵器はアメリカがその効果を試したくて使用した」という事を忘れてはいけない。ということです。彼らは、長崎と広島の方々の傷が深すぎて、「平和を祈る」というリージョンにいることに胡座をかいています。

 その漫画だ毛ではなく、映画に出てきたとか、同人誌に出てきたとか、色々ご報告を受け、楽しく思っています。ただ、それはシンクロニシティとうより共有に近いですね。


No.32 24ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>32

 追記ですが「限定核であれ、プーチンは使いません。とうか、使えません。正恩にも無理でしょう」の前には

 <アメリカとEU系が組んだ「世界中」が、どれだけ彼等を兵糧攻めにして追い詰めても>

 がつきます。長崎、広島の皆さんに申し上げたいのは、核兵器が、大国、小国、含め、手放すということは不可能であること、また、保有しても使えないこと、そして、核兵器の廃絶と、世界平和の実現は無関係だということです。

 被爆世代の方々が、下の世代に、核の恐ろしさを伝えてゆくことはとても重要です、が、若い世代の方々が、核兵器に関する、新しい見方をできるようになり(核廃絶を諦めるとか、日本も核保有しようと思うとか、そういう意味ではなく)、過去の世代の硬直した価値観を揺るがせるようになった時、広島と長崎の経験は、伝承を超え、世界平和の実現に、ほんの少し向かうと僕は思っています。

No.33 24ヶ月前

追記を読みながら「僕の究極の願いは、人類全員が何らかの形で音楽家になることです。」という一年半くらい前の菊地さんの日記を思いおこしていました。
「ラディカルな意志のスタイルズ」のリハーサル、順調に進んでいることと思います。どんな音を聴けるのかワクワクです。
ライブには行けそうもないので配信が楽しみです。で細かいことで恐縮なんですが、この前のぺぺの配信は日本発行のクレジットカードだけ有効だったので残念ながら見逃しでした。
もし可能ならこの件ご考慮にいれていただけたら大変うれしいです。

No.34 24ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>34

 まだまだ人類は音楽化されていません。正直。なので、やりがいがあるわけです。僕は、もう済んでいることに興味はないし、手つかずの土地にだけ生きる意味を感じているみたいですね。

 リハの進行具合は、インサイダー情報なので書けませんが、一つだけ言えることは、僕の音楽家としての位の高さはさほどではありません。でも、僕はマイダスタッチの力を持っていて、僕が雇用して、売れなかった人はいないので笑、ものすげえみんな忙しく、っつうか、林さんがぺぺに入った頃、ここまで忙しくなるとは思っていませんでした笑、林さんだけじゃないです。

 要するに、質の話はともかく、量的な話として、リハはスケジュール調整があまりに困難なので笑、アマチュアの人とだけバンド組みたい、と思う時すらあるんですが、組んだら最後、その人たち売れっ子になるので笑、要するに逃げられない属性ですね笑。

 配信に関しましては、僕がコントロールできる範囲のことはしているのですが、その範囲は、エンドユーザーの方々が思うほど広くはないんです。「こういう声がありました」とうことはスタッフに必ず伝えますが、僕は最高権力者ではないのでその点はご理解ください。

No.35 24ヶ月前
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