菊地成孔さん のコメント
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驚くべきことに、3月も終わってしまった。「ラディカルな意志のスタイルズ」のリハーサル(準備の方が手間がかかる)、オーニソロジーの新作、 QN / K の新作、割り込みで入ってきた映画音楽、この日記、3つの連載、大恐慌へのラジオデイズ、そのほかのコンテンツ、新音楽制作工房の運営、ペン大、美學校、「 i 」が壊れたまま、これらが並行して走っている。今、文末の「走っている」が、「走ってる」になっていて、ポエムみたいになったので、慌てて「い」を差し込んだところだ。
あからさまに分かる誤変換よりも、こちらの方が厄介だ。「知っている」と書いて「知ってる」と出力する。文字を落としても言葉は通じる。コスパ的にもノリ的にも、1文字でも略したい、例えば Twitter などは、これを意図的に取り入れているはずだ。当然「取り入れているはずだ」は「取入れてる筈」になる。歌の歌詞のように見える。あとひと押しで、「取入れ
これーはfuckですねえ。同じ漢人として全斗煥を「ゼントカン」から「チョン・ドゥファン(これだって近似値ですが)」へ、金大中を「キンダイチュウ」から「キムデジュン」と呼ぶようになったのは80年だからですが、まあ、裁判とか文化的潮流とか、正当と言える流れがあり、日韓どちらもそれで納得したんですよ。中国は鷹揚だから「ペキン」と読んでも、何のクレームもありません(北京=ベイジンを「ペキン」なんて読んでるのは日本だけですが、中国人は、むしろ面白がっています)。
ただ、「ロシア発音を使わない」つうのは、「ウクライナの発音を尊重しよう」なんて話じゃなですよね、<ロシアが悪い国だから>という理由です。アホか笑と思います。<「キンダイチュウ」と読んでる日本は悪い国だ>と言ってるのと同じです。
僕はグルジアを一生ジョージアとは言いません。理由は「そっちのがカッコいいから」以上でも以下でもありません。ジョージアは合衆国の南部の州名として使います。「そっちのがカッコイイ」んで笑。
「英国」問題は楽しかったですよね笑。ちょっと前まで、これもトートロジーですが、カタカナだけでなく、漢字も日本語です。僕は「レーベルとラベルはどちらに統一されるんだろう?」といまだに思っていますが、「フランスのジャズのラベル」とも「それは悪質なレーベリングだ」とは言わなですよね、どっちも「そっちのがカッコいいから」以上でも以下でもないですよね笑。少なくともNHKが「チョーノビリ」を「チェルノブイリ」に改める日がくるなら、確かにワクワクしますね。僕はまた「英国」式に、中米の「コロンビア」を「功労美亜」とか、「ウクライナ」を「憂暗以南」という日が戻ってくるのが怖いけどワクワクします笑。
なーるほど、式次第に入っていたんですね笑。これも腹の底からグッタリくる物件ですが。山東昭子先生につてはおっしゃる通りですね。三島先生の女優時代は良く見ていませんが、扇千景先生なんて、「社長三代記(58年東宝)」「暖簾(58年東宝)」を見ると、背筋がゾッとするほと綺麗で危なげです。芸者役が得意だった女優が2000年に保守党つくって、そこそこ良い仕事して政界引退できた牧歌的な時代ですよ。
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