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<ビュロ菊だより>No.44『DCPRGのライブが終わって何をしていたかといえば(「キクチカメラ特別編」の解説みたいなもの)』
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<ビュロ菊だより>No.44『DCPRGのライブが終わって何をしていたかといえば(「キクチカメラ特別編」の解説みたいなもの)』

2014-12-01 17:30

     最初に。こういう物を書きましたが↓ちょっと何書いてあるのか分からない物に成っておりまして、以下、原稿を依頼して下さった原雅明さんの事も、このサイト並びにイベントの主催であるレッドブルの事もディスる訳では全くないのですが、初項はもんのすごく面白くて分かり易く、もうジャズの事は一生書かなくて良いんじゃないかぐらいの感じだったんですが、レッドブル様大企業でして&ワタシと原さんのやりとりに基本的な誤謬があって、結果として大きく朱筆が入りまして、大幅にカット&そこから書き直し(いちから書き直す時間がなかったため)。という格好で納品したのがコレで、自分的には非常に残念です。繰り返しますが、原さんにもレッドブルにも落ち度はありません。事故みたいな物です。現在、所謂「ニューチャプター本」を書いているので(軽い本ですが)、そちらをご期待ください。

    http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/jazz-in-japan 

     

     

     とまあ、話DCPRGのライブ後まで戻りますが、11月20日には伊勢丹に行きました。もう終わってしまいましたが、「ノエル・ア・ラ・モード」という、シャンパン祭り、分かり易く言えば「メゾン・ド・シャンパーニュ」みたいな催しが一週間ありまして、会期中の会場BGMをワタシが選曲させて頂いたのであります。もう終わっちゃったので、来年来て頂けると嬉しい(そして、来年もワタシが選曲コラボレーションさせて頂けると更に嬉しい)訳ですが、とにかく皆さん、もっとシャンパンを飲みましょう。

     

     シャンパンは世界中の総ての料理に合う奇跡の酒で、ローカリティー重視に成っているワインや日本酒と違い、ローカリティ軽視、或は無視のポルシェの車とかシャネルの服とかロレックスの時計みたいな、高性能でスタンダードな輸出品として世界中で買われているところが好きです。ワタシは夏休みとかにブルゴーニュまで行って、向こうで車を借り、畑巡りをしていろいろな作り手と接し、ワインを買ったり飲んだりするのが1番良い事だと思っている人々は、馬鹿とか鼻持ちならないスノッブとは言わないが、シンプルに解答が違っていると思います(正解は「1番ではなく58番目ぐらいに良い事」)。

     

     高性能の製品というのは得てしてそうなのですが、高価格であればあるほど優れており、またその一方で、オモチャみたいに安いのも違った価値があり、要するにどの価格帯でも良いのです。

     

     ですんで、コンビニの700円ぐらいのスパークリングで良いので、いろんなフードと合わせてみて下さい。もし、高価格帯にチャレンジしたいんだけど、全く知識がない。菊地さんのお勧めは?という方は「テタンジェ」「クリュッグ」「ボランジェ」だけ覚えて、店で瓶を見て買ってみて下さい。何にでも合いますが、これらを買ったら、地下1で(まあシャンパン売ってるのも地下1ですが)

     

     

     

    ・天婦羅と寿司と魚の煮付け

     

    ・春巻きと叉焼と海鮮五目焼きそば

     

    ・チャプチェとトッポギとチジミ

     

    スペアリブとフライドチキンとフライドポテト

     

     

     

     のどれか、そして何でも良いのでお好きな甘いもの(フレッシュフルーツもあんぱんも可)を買って自宅で合わせてみて下さい。「チーズ、ドライフルーツ、ナッツ、オリーブ、バケット、パテ」等々は止めましょうあれはワインに合わせる物です。

     

     水やビールを一緒に買うのもダメです。シャンパンだけにしましょう。シャンパンを飲む時はシャンパンしか飲まない。フードが足りなかったら、何でも良いから食べましょう。そしてよく飲む方でもお一人で1本まで。

     

     これをやると、ワタシの事が少し分かります。文字とPCの再生音だけでワタシの事を理解する。という行為に一番似ている物がストーキングだという事実が、笑ってしまうほど、手に取る様に分かりますので(ライブに来れば尚更1兆倍よく分かりますが)、お暇な時にでもどうぞ。誤解なきよう。文字とPCの再生音だけの方が、理解により近い方法である音楽家もいます。ワタシが違うだけです。しかし、PCがストーキングツールとして有能である事は、この文章の最後に出て来ます。

     

     おっとっと随分長く書いてしまった。

     

     その晩は田中康夫先生がスタジオにやって参りました。ビッグファンとして誰かに合うと、なかなか円滑に話しが転がらない事が多いのですが、この回も例に漏れず、ワタシとしては「お馴染みヤスオちゃんの世界」を展開する場を提供するのではなく(「33年後」のプロモーションで、複数の番組に出演されるので、それは他の現場でなさって頂く事にして)、「見た事も無いヤスオちゃんの一面(特に選曲家として)を見せ、文芸批評が指摘しない「33年後」の話が出来たら」と思っていたのですが、さすが希代の怪物(笑)、試合運びがワンウエイのワガママちゃんで(笑)、ビッグファンであり有能なヤスオちゃんクリティックであるワタシも太刀打ち出来ませんでした。

     

     というか、ゲストとホストという立場というのは、基本的にはかなり無力で、これだったら対談をした方がいくらか有益だと思ったのですが、ワタシとヤスオちゃんがイーヴンに成る場などどこにもないので、まあこれは、予め「<健闘>狙い」という感じでしたが。

     

     というか2、これは同じくワタシの神格にある前田日明さんも全く同じケースなのですが、ヤスオちゃんはワタシの事などビタ一文も知らないのです(オフエアの時に「へー、詳しいね、ジャズ以外も聴くんだ~」と感心しておられたので・笑)。ワタシを知っているのは奥様の方で、奥様が「その人有名で、これこれこういう人よ」と仰って下さり「ほうそんな奴が自分のファンを公言してくれているのか」といって会って下さる。という流れです。まるで奥様ターゲットみたいですが(苦笑)、本当なんだからしょうがないのであります。伊勢丹で買い求めたミシェル・レイビエ(「ヘイヴィエー」といった発音ですが)が後年「菊地成孔が田中康夫の為に選んだシャンパン」として歴史に名を残す事を祈るばかりです。何の歴史か推測すら出来ませんが(笑)。

     

     その晩は花園神社の酉の市に行きました。ホドロフスキーの映画みたいな一枚は、熊手の廃棄場所です。廃棄作業の方に「これ、どうしたら良いですか?」と、去年の熊手(ワタシの所は山車ですが)を見せると「放れ」と行ったので、原始人が岩を投げつける様な感じで思いっきり遠投しました。商売繁盛Show by hand joe

     

     いい感じの山車を買ってベーアと一緒にプレゴプレゴに行きました(本当にしつこくて申し訳ないんですが、「ブリッコラ」はもう別の店なんで、おすすめは終了しております拡散希望。「菊地が勧める店一覧」みたいのが転がりっぱなしの様で、ネットの情報って、消したり修正したりするのが億劫ですね)。本当に旨くて安い。もう一度言いますが旨くて安くてしかも深夜営業をしている。こういうのを「真っ当な料理店」と言うのであります。

     

     しかし飲み過ぎたベーアは帰途電車で寝てしまい、小額の現金とカードをヤられたんで(笑)、酉の市の帰りにどんだけ縁起悪いんだアポロサウンズ(笑)と思わずにはいられず、厄落としの念力をベーアに浴びせておきました。みなさんも浴びせてあげて下さい。ヨーヨーヨー。

     

     さてその翌日は、大谷能生の世界「HOT HOUSE本牧」がやって参りまして(笑)、これはもう5年目を数えようというHOT HOUSEの歴史の中でも屈指の大谷度(彼の持ち込み企画なのです)で、まあ「大谷度数」が計測出来ないド素人の方、というのが本稿をお読みに成っている皆様の中におられる筈は無いので説明は省かせて頂きますが、大谷度150越えしまして、いやあもう凄かった。あのNadja様が男装で、しかも超お似合いで、DJ中に「DRIVE」のPVと同じ姿の大谷君と耳打ちしあっている所なんかを見ていたら、急性大谷中毒を患ってしまい目眩がしました。横田アミちゃんがいたら死んでいたかもしれません。

     

     そしてその翌日には「BOOPIN JAVE」にゲストDJとしてお呼び頂き、随分と久しぶりに24時以降のDJをやりましたが、これはもう本当に掛け値無しに素晴らしく、ダンサーの方々とのコラボもヤバ過ぎて、、、、と、こちらは「キクチカメラ」でその一部を御堪能ください。

     

     そしてその翌日、ワタシは大阪に行くのですが&コレも「キクチカメラ」で一部始終をご覧頂ける訳ですが、新幹線に乗る前に急性大谷病の熱と多幸感を醒さないといけない。あの病のまま長距離移動なんかしたら大変です。なので、醒す為にまた伊勢丹に行きました。滞在時間が20分しかなかったので、20分でどれだけ買えるか。とトライしてみたのですが、8万円に留まりました。マイ・ニューヨーク・ライフという、アレン映画のタイトルみたいな特設売場で、サーフショップであるサタデーのニットとパーカーを買ったら、自分で思っていたよりも17倍ぐらい似合ったので、「やっぱアメリカには行った方が良いのかな、、、」と思うほどでした。向かうのは大阪ですけどね。

     

     「ルミタン」という呼称で多くのデパート愛者に失笑を買ったルミネと伊勢丹のコラボですが、現在ではコスメショップ、伊勢丹ミラーを残すだけとなっていますが、そこにざわちんのベアショルダー鎖骨出しの何故か毛皮の帽子という、誰かが探偵を雇ってワタシの性的な欲情について調査したのだな。と思うほどの偉大なデジタルポスターが張ってあったので、性的な欲情に任せて何十枚も写真を撮ってしまいました。「デジタルカメラで何十枚も撮る」という一見不毛な行為で、昭和の様にほとばしる欲情を示せるのか?答えは未だに出ていませんが、そのうち一枚を送ります(本当に撮りました。30枚ぐらい。そしてIPHOTOに全部残しました。菊地凛子さんのアルバムが終わった開放感で(製作が辛かった。という意味ではありません。時間がかかったので)おかしくなっているのだなオレは。と思いましたが、現在その写真を見ながら書いているので、購読中のレディには大変失礼ながらワタシは勃起しています。

     

     はいもう納まりましたので安心して下さい。そうしてワタシはその晩のうちに大阪に行き、阪急梅田店で取り置きしておいてもらったミュグレーのエンジェルを5箱買って、東京に戻ったのですが「キクチカメラ」に写っていない(流石に初めて伺う、しかも北新地のお店でデジタルヴィデオは振り回せなかったので)、「大阪でのディナー」の写真が数葉ありますね。「福多亭」は鉄板焼きの街、北新地でも屈指のビフテキが喰え、素晴らしいワインの品揃えでそれを堪能出来る優秀な店です。店長の曽我さんはJSA認定のシニアソムリエでもあり、安室奈美恵さんの前のご主人に似ているという、どんだけカッコいいか計測出来ないほどの人物で、やっと大谷病も完治した大阪の夜でした。GO TOしようという方は「菊地なにがしのブログで見た。ビーフコンソメが格段に美味しいらしいですね」等と仰って下されば、ニッコリぐらいしてくれるかも知れません。パンが喰い放題そして締めにビーフカレーが付くというザッツ大阪な嬉しさ。右も左も熟成熟成のビフテキ界に於いて、さほど熟成せず、むしろオリジナル焼釜の材質や性能によって、特殊な火入れをするという、ザッツナット大阪な嬉しさ。熟成肉というのは、A-5ほどではないけれども、飽きが来易いですね。

     

     夜の北新地で、1人で極上のビフテキなんか喰っていると、もうとんでもない状態になり、バーを3軒はしごし、後は「キクチカメラ」にある通りです。古い忍法(新しい忍法というのは無いので、これはトートロジーですが)を使って事務所に戻りました。

     

     そして1日原稿書きや台本書きやリリック書きをやって、翌日はオムス&モエさんと夜電波の収録、そしてその翌日にはまだ言えないがテレビ番組に出演、そして大西順子さんとトークイベント。そしてそれが終わってコレを書いています。大変忙しい様に見えますが、そして、書いていないだけで、こうした日々の中、ほとんど毎日ペン大の授業もあるのですが、そうでもないです。それより、ワタシが街なかでばったり合う回数ナンバー1の著名人である中原昌也さんの最新作を紀伊国屋で買いまして、もう本当に、信じられる人はこの人しかいないのではないか、もう、真の文人というのは金原さんと中原さんしかいないのではないか、と思うほどの素晴らしさで、読みながらタワーレコードの中を歩いていたら、向こうからカゴを持った(その中には変なブラジルの、工場労働者の声とノイズだけ入ったDVDが1枚だけ入っていた)中原昌也さんが向かって来たので物凄くビックリしました。ワタシはこの時、大谷病と別に風邪をちょっとひいていて、飲みに行きませんかと言えなかったのが悔やまれます。というか、前にバルト9でばったり会った時もワタシは風邪をひいていて、風邪をひいて新宿を歩いていると中原昌也さんに会うのだなと思うと、なんてカッコいい人なんだと思うばかりでした。

     

     なので、帰宅してからも中原さんの事が頭から離れず、ワタシにしてはかなり珍しい事なのですが、おっかなびっくり中原さんで検索してみた所、中原さんは今年全部で4回ほどツイッターを呟いていて(笑)、そのほとんどが現首相に対する殺人宣言の様な物で(笑)、しかもワタシが「時事ネタ嫌い」に書いた事と主旨が同じだったので、やっぱり分かっている人には分かっているなあと思いましたし、一見するとワイルドでナスティに見える中原さんのほうが、ワタシのそれよりも多くの方に気を使っている事が分かり、育ちの良さと言うか、品を見せつけられた思いです。

     

     中原さんは「あいつ(首相の事)はバカの癖に国民を舐めてる」と書いていますが、ワタシは「美しい日本だのアベノミクスとか三本の矢(一本ずつ射る)とかいう陳腐な言語感覚を既得権にした国務従事者と国民全員」をバカ扱いしているので、ワタシの方が品がないです。しかし、これは書いてはいけない事なのですが、筒井康隆先生もまったく同じ事を考えておられる事が、最新作の結末の1行に、ワタシよりも中原サンよりも激烈な老人的口調で書いてあるので、大変嬉しいです。

     

     今回は特に深い考えも無く、有料と無料に同じテキストを、しかし無料の方には静止画と動画を載せない。という形でアップしてみました。賢者は「写真は21世紀の石油になる」と言いましたが、果たして有料と無料を隔てる物が40毎の写真と40分の動画、ということでメディア的に問題があるのかどうか、まださっぱりわかりません。


     
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