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「料理店の寝椅子 彼女たちとの普通の会話」 5_3作家のよしもとばななさんと (全4回)
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「料理店の寝椅子 彼女たちとの普通の会話」 5_3作家のよしもとばななさんと (全4回)

2015-02-20 10:00

    ■世界中の人といっしょに犯罪をおかしているんです

     

    菊地 たとえばね、日本でこんな仕事をしていたら尚更ですけど、ネットでエゴサーチして、自分の悪口なんかが書かれているのを発見して、傷つく人がいるじゃないですか。

     

    よしもと 私は菊地さんほど、そんな機会は多くないと思いますよ。

     

    菊地 ワタシはもうほとんどネットビーガンですから。YouTubeとヤフーニュースぐらいかなあ? ヤフーニュースももうほとんど見ないから、YouTubeばっかですねえ履歴が。牛乳しか飲まない菜食主義者みたいなもんですよ。

     

    よしもと 私もそうかもしれない。

     

    菊地 でも、いくら悪口書き放題といっても、日本は優しいですよ。韓国やアメリカのネットの口の悪さは半端じゃないです。

     

    よしもと 「死ね」とか言ってますもんね。

     

    菊地 それで実際にアイドルが死んだりしてるでしょう。胸を張って勝利宣言なんですよね。「やっと死んだか」。自殺が未遂に終わると「今度はちゃんと死ねよ」といった感じですよね。日本人がアイドルの悪口で書いて、アイドルが死んだとするじゃないですか?あんな反応は出ないですよねきっと。

     

    よしもと きっとネットの世界ってそれくらい突き放して考えなきゃダメなんですね。日本は優しすぎる。いや、優しいっていう表現が正しいのかな。

     
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