CMは、生命の誕生の第一歩でもある受精をテーマにしたもので、卵子に向かって猛スピードで泳ぐ大量の精子の中に1つだけロックなメイクを施した個体が登場すると、見事に競争相手を出し抜き、単独で受精することに成功します。
その後次々と細胞分裂を繰り返していく卵子はやがてQ107のロゴを模した形となり、“Born to Rock”のキャッチコピーが映し出されると同時に動画は幕を下ろします。
動画とあわせて公開されたOOHでは、動画で紹介された卵子のその後の様子が描かれており、妊娠後期に腹部の皮膚越しにロックのハンドサインを行う赤ちゃんの様子や、生まれた後もなおハンドサインを崩さない場面が紹介されています。ロックミュージックを愛するすべての人に知ってほしいというラジオ局の願いを、力強くストレートに描いた施策でした。