社会的格差や地球環境の保全を目指す国際的NGO・Project Everyoneは、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsの17の目標の重要性を説いたキャンペーン「World’s To-Do List(世界中のみんなのやらなきゃいけないことリスト)」を公開し、1分35秒の長尺ムービーとOOHを駆使して、世界の国々に向けて痛烈なメッセージを放ちました。

 

キャンペーンの核となる動画では、さまざまな“やらなきゃいけないこと”が書かれた巨大な付箋が世界中を旅する様子が描かれ、付箋の内容は「貧困をなくす」や「あらゆる男女間格差をなくす」などのSDGsの17の目標に沿っており、それぞれが風に吹かれて優雅に宙を舞っていきます。

高層ビルの上からエジプトのピラミッド、自然豊かな村の上空からニューヨークまで風に運ばれていく付箋には「質のいい教育をみんなに」や「すべての人に健康と福祉を」といったメッセージが書かれており、まるで飛んでいる地域が抱えている社会問題を浮き彫りにしているかのようです。

最終的に付箋がたどり着いたのは国連本部のビルで、打ち付けられるようにビルの外壁に張り付いていき、国連をはじめとした世界のリーダーたちに目標達成の重要性を訴えつつ、一般市民にもこの事態を深刻に受け止めてほしいというメッセージを伝えています。

動画内で終始流れていたボブ・ディランの名曲「Blowin’ in the Wind(風に吹かれて)」にちなんで「答えは風に吹かれてなんかいない。今この瞬間、この場所で起きている。わたしたちが一丸となり、世界の“やらなきゃいけないことリスト”をやり遂げよう」というフレーズで動画は幕を下ろします。

同時に公開されたOOHも「時間はどんどんなくなっていく。世界中の人々の“やらなきゃいけないことリスト”を今こそ完成させよう」という同様のメッセージを掲げており、街行く人々にSDGsに関する意識を改めるよう呼びかけました。

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